井上尚弥「貰ったらヤバい!と思わせるパンチを」フルトン戦放送のゲスト解説で振り返る=9.4WOWOW
9月4日(月)21時より、WOWOWにて7月25日、東京・有明アリーナにて行われた[WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ]井上尚弥(大橋)vsスティーブン・フルトン(米国)が放送されるが、ゲストとして井上尚弥と父でトレーナーの井上真吾氏が出演し、試合を振り返っている。
階級をスーパーバンタムに上げた初戦だが、試合前は体格差に不安も、追い込み身体を作り上げ、自信を持って試合に挑めたと語った。
【フォト】井上の”凄すぎる背筋”からヒットするパンチ!その瞬間
スーパー・バンタム級はバンタム級よりも1.8キロ重いが、番組収録で井上は「試合前は体格差の不安しかなかった。(不安を払拭するために)どこまで追い込めるか」と練習に挑んだ。そして「体重を落とすタイミング、時期に戸惑ったけれど筋量を残して戦えたのでプラスしかなかった」としっかり身体を作り上げ、自信を持って戦えたと話した。
試合は1ラウンド左腕を下ろしたL字ガードでスタートしたことについて井上は「その方が戦いやすいし距離感をつかみやすいから。最初の一発目の左ボディストレートで距離がつかめた」と試合のカギとなったボディストレートに繋がったことを話した。
途中で振りの大きなパンチを繰り出したが、それも「もらったらヤバい!と思わせたかった」という狙いがあったという。
6ラウンドには「フルトンが消耗してきていると感じた。息遣いやスタイルに粗さが出てきたので失速していると思った」と話す。
迎えた8ラウンド、井上は何度も種を撒いてきたボディへの左ジャブから顔面への右ストレートを決め、さらにジャンプして左フックをヒットしてダウンを奪う。再開後、一気に連打で追い込みレフェリーストップに持ち込んだ。
次戦の相手はフルトン戦後のリングで顔を合わせたWBA・IBF王者のマーロン・タパレス(フィリピン)が有力。実現すれば4団体王座の統一戦となる。40戦37勝(19KO)3敗の戦績を残しているサウスポーのタパレスについて、井上は「この前、映像を見たら自分が思っていたイメージと違って意外に巧いボクシングをするなと。上半身のつかい方が上手で、ディフェンス面もいい」と分析。そして「一発のパワーもあるしフルトンより怖いかも」と警戒の色を強めている。
その先の対戦候補として名前が挙がっているのが元2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)と元3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)だ。さらに井上自身は前WBA・IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の名前も挙げた。「カシメロとは一度は対戦が決まったこともあったし、実力がある選手なので戦ってみたい。ネリも強い選手。アフマダリエフも候補」と話す。
この4人を倒すことが前提となるが、井上はその先については「フルトンと体格差を気にせずに戦えたので限界はここ(スーパー・バンタム級)じゃないと感じた」と話し、フェザー級進出の可能性も示唆した。ただし「あと2~3年は待ってほしい」と慎重さも見せた。
まずは2~3年、スーパーバンタムでの井上のモンスターぶりが見られそうだ。
■『井上尚弥出演!エキサイトマッチSP「フルトン vs 井上尚弥」』
【放送・配信日】9月4日(月)午後9:00 [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
・スペシャルゲスト:井上尚弥、井上真吾/解説:ジョー小泉
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