【ボクシング】“現4団体王者対決”不利予想のチャーロがカネロに勝つには?元世界王者ブラッドリーが分析=10.1
10月1日(日・現地時間30日)にプロボクシング4団体統一世界S・ミドル級王者のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)が自身の4団体王座をかけ、2階級下の4団体統一世界S・ウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(アメリカ)と対戦。これは、男子史上初の現4団体世界統一王者同士の対戦となる。
オッズは依然としてカネロが有利。チャーロが勝利するにはどうしたら良いのか?元世界2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリーが分析し、28日に米ESPNが報じた。
【動画】カネロ、豪快KOで4団体統一/チャーロの恐るべき“失神KO”
ブラッドリーは、チャーロの特長について「卓越したハンドスピードと破壊的なパンチ力を持ち、特に右手に威力がある。KOアーティストであり、過去5試合で4度のKOを記録している。ハイガードを多用し、ディフェンス能力を駆使してパンチをブロックしてそらす。正確なタイミングと鋭い精度でパワフルなショットを放ちながら、ダメージを回避する」と説明。
そして、特筆すべきは長いリーチを活かし距離をとって戦うことで「73インチ(185cm)のリーチを活かして相手を寄せ付けず、ジャブで試合をコントロールする。前回のブライアン・カスターノ戦ではフットワークの良さを見せ、安定した第一線のディフェンスを維持しながら、破壊的なフックや右クロス、時折アッパーを狙う」と称賛した。
そんなチャーロだが、2階級上の世界王者カネロにどうすれば勝てるのか?ブラッドリーは「体格差を考えれば、チャーロはカネロと長時間の打ち合いをするべきではない。パンチを直接受けたりそらすのではなく、スリップさせて回避することに集中すべきだ」とアドバイス。
続けて、「カネロのプレッシャーが強まれば、彼のパワフルな打撃も強まる。重いパンチを吸収してスタミナを落とすわけにはいかない。チャーロはスリップやウィービング、パンチをショートさせるといったディフェンスを優先し、カネロのミスを誘い、そのミスに乗じて体力を消耗させることが重要だ」と勝利の鍵を語る。
また「カネロを破ったメイウェザーとドミトリー・ビボルは、卓越したフットワーク、アウトサイドでのコントロール、優れたカウンターパンチの技術を披露した」と振り返り、こうした戦略を実行するには精神的なタフさも重要だと述べた。
最後に「カネロのサイズ、パワー、カウンター能力、そして容赦ないプレッシャーに対抗するには、チャーロは完璧なファイトをしなければならない」と締めた。
あと2日に迫った男子史上初の現4団体同士の世界統一王者対決、どんな結末を迎えるのか注目だ。
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