【ONE】絶対女王アンジェラ・リーが現役引退を正式発表、妹の死去を受け今後はメンタルヘルス活動に
9月30日 (日) シンガポール・インドア・スタジアムで開催された『ONE Fight Night 14』にて、ONE女子アトム級MMA王者アンジェラ・リー(27=シンガポール)が現役引退を正式発表した。今後はメンタルヘルス活動に取り組むという。
【フォト】女王・アンジェラ、ベルトをマットに置いた瞬間、過去の激闘シーンも
アンジェラはメインイベント、スタンプ・フェアテックス(タイ)vsハム・ソヒ(韓国)の女子アトム級王座決定戦前、ベルトを肩にかけてケージイン。そのベルトをマットに置くと「今日ここにきたのは、正式に引退を表明するためです。(ONE参戦の)8年間は最高の日々でした。私はファンのみんなに感謝の気持ちを伝えたかった。また、ONEのチャトリ(代表)にも、私のチーム、対戦相手にも」と涙声で語った。
アンジェラは15年にONEでプロデビューを飾ると、翌年の王座決定戦でV.V Meiを下し19歳で初代女子アトム級王座を戴冠。以降5度の防衛に成功するなど、“絶対王者”として君臨。しかし昨年12月、同じくONEで活躍する妹・ビクトリアが自死。以降、弟でONE二階級王者クリスチャンと共に試合を行っておらず、引退説も囁かれていた。通算戦績は11勝3敗。最後の試合は22年10月のONE女子ストロー級タイトルマッチで、王者ション・ジンナンに挑戦したが判定で敗れた。
妹の死を受けて、自死問題やメンタルヘルスについて取り組む非営利団体『FIGHTSTORY(ファイトストーリー)』を設立し活動していくアンジェラ。「彼女の人生を称え、さらに(精神的に苦しんでいる)人々を助けようと思いました」とその設立の目的を話すと、「ファイターに、そしてこれを見ている全ての人に向けて、私は最後に伝えたいことは、最高の戦いについて。それは目の前にいる対戦相手との戦いではなく、自分との戦い。私たちは葛藤と困難の中で闘い続けている。毎日の中で、何があっても立ち上がり逆境に立ち向かうこと、そのことが私たちの勝利なのです」と、強くメッセージした。
アンジェラが数々の激闘を見せたシンガポールのインドアスタジアムでは、アンジェラの引退を惜しむ声援が上がった。彼女の今後の活躍に期待したい。
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