【ボクシング】正規王者となった重岡銀次朗、TKO勝利も「ヒヤヒヤしながら戦った」

2023/10/07（土）UP
（最終更新：2023/10/07 22:21）

　10月7日（土）東京・大田区総合体育館で行われた［IBF世界ミニマム級王座統一戦］では、暫定王者の重岡銀次朗（23=ワタナベ）が、ダニエル・バラダレス（29=メキシコ）に5R2分15秒、TKO勝利し正規王者となった。

【フォト】重岡がダウンを奪った連続写真！フィニッシュの瞬間も

　銀次朗とバラダレスは今年1月6日に対戦。バラダレスから銀次郎のアゴにバッティングしておきながら、自身の頭部を痛めたとして試合続行不可能をアピールし、無効試合となっていた。

　試合後の会見で銀次朗は、「何がなんでも勝たないといけない試合で、今までで一番プレッシャーがあった。今はとりあえず、世界チャンピオンになれて嬉しいのもあるんですけど、みんなが悔しい思いを1月にしてるんで、それを返せた事が良かった」と振り返る。

　戦ってみた相手の印象を「前回と違う覚悟の出来たバラダレスだった。今日はズルする気なく、覚悟して向かってきたのかな。ただ頭をもうちょっと気をつけて欲しかった。それで、ヒヤヒヤしながら戦いました」と、自身の気持ちを明かした。

　1月（前回の対戦）からのスキルアップを問われ「バッティングに気をつけながら戦う中で、もっとやりたかったけど、それをやると頭がぶつかりそうで、 自分の中で行きたいけど行けない駆け引きとかがあって、難しかった」とコメント。「それでも一番デカかったのは、左ストレートで1Rに倒せた事と、ポイントと試合を支配出来たのは良かった」と左ストレートに手応えを感じたようだ。

　今後については「レギュラーとスーパーで、ドミニカの選手（エリック・ロサ）とタイの選手（ノックアウト・CPフレッシュマート）がやるみたいなので、どちらが来ても僕が相手するんですけど、バラダレスより強いと思っているので楽しみです」と語った。

　果たして、銀次朗の次戦はいつになるのだろうか。

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