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井上尚弥がタパレス戦でKO決着に自信、その理由とは

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2023/10/25(水)UP

井上尚弥がKO決着に自信を持つ

 ボクシング世界スーパーバンタム級2団体(WBC&WBO)王者の井上尚弥(30=大橋)4団体統一戦が決定した。もう一人の同級2団体(WBAスーパー&IBF)王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)と12月26日(火)に有明アリーナにて行われることが25日、発表された。
 井上は会見で「圧倒的な強さを見せて勝ちたい、KO決着をお見せしたい」とKOに自信を見せたが、それには理由があった。

【動画・フォト】改めて見る、井上がフルトンを倒した豪快KOの瞬間、背中には“モンスター化”した筋肉!

 井上は前戦7月のスティーブン・フルトン戦前には、KO決着にこだわりを見せず「判定勝ちでもいい」「全ラウンド戦うつもりで行く」と語っていた。今回はなぜ「KOを見せたい」という言葉が出たのか。

今年7月、井上(右)がフルトンに勝利後、タパレス(左)もリングに上がった

 これについて井上は「タパレスのスタイルを見る限り、そういう決着になっていくのかな」と、ファイタータイプのタパレスとの相性的にKO決着になると語る。

 またフルトン戦で「判定勝ちでも良い」と言ったことについては「フルトンのスタイルを考えたことに加え、初めてのスーパーバンタム級。マインドとして判定でも勝つという気持ちで取り組んでいった」と説明した。

 さらに「フルトンはフェザー寄りのスーパーバンタム。一方、タパレスは自分と同じように下の階級から上げてきた。今回は階級を気にすることなく、タパレス用のボクシングを当てはめていきたい」と今回は階級差を感じない戦いになるだろうと予想する。

 井上はフルトンとタパレスを比べ「フルトンは上手さで勝ってきており、強さとは違う。強さという部分ならタパレス」とタパレスを評価、さらに「ハングリー精神があり、この試合をものにしてやろうという気持ちは物凄い。気が抜けない。危機感がある」と警戒する。

 タパレスが契約するMPプロモーションズのギボンズ社長も「タパレスは日本では全勝、WBO世界バンタム級王者の時代も日本で勝っている。日本での試合は得意」と自信を持っていた。

 タパレスは37勝19KO3敗、KO率51.35%と、38%のフルトンよりも高い。
 タパレスのパンチの強さ、KO率を聞かれた井上は「パワーがあるのはわかるが、それ以上にディフェンス技術が(自分には)ある。パンチさえもらわなければ問題は無い。相手に何もさせない、打って打たせないボクシングがテーマ。(KOも)自然にそういう流れになるのかな」と、タパレスとの攻防の中でKOが自然に生まれるだろうとも予測した。

・互いの戦績とデータ
井上尚弥(30=大橋)身長165cm、体重:スーパーバンタム級(55.34kg以下)リーチ171cm、右ボクサーファイター。戦績:25勝22KO無敗、KO率88%

主な実績:世界4階級王者、元世界バンタム級4団体制覇王者、現WBC&WBOスーパーバンタム級王者

マーロン・タパレス(31=フィリピン)身長163cm、体重:スーパーバンタム級(55.34kg以下)リーチ165cm、左ボクサーファイター。戦績:37勝19KO3敗、KO率51.35%

主な実績:元WBO世界バンタム級王者、現WBAスーパー&IBFスーパーバンタム級王者

▶次のページ:【動画・フォト】改めて見る、井上がフルトンを倒した豪快KOの瞬間、背中には“モンスター化”した筋肉!

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