【RISE】世界トーナメント優勝の田丸辰、“ダウンを奪った左ストレート”は「体が勝手に動いた」

2023/12/16（土）UP
（最終更新：2023/12/17 00:46）

　12月16日（土）東京・両国国技館で行われた『RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の54kg世界トーナメント決勝戦で、クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー（タイ/ペッティンディーアカデミー）を判定で下し優勝した田丸辰（TRY HARD GYM）が試合後インタビューに応じ、ダウンを奪った左ストレートは「体が勝手に動いた」と語った。

【フォト】田丸が左ストレートでダウンを奪う連続写真！

　試合序盤は、クマンドーイが蹴りで先制したが、田丸は2Rに左ストレートでダウンを奪うなど優位に進め、最終的に判定3-0で勝利。トーナメントを制した。

　試合後インタビューで田丸は、「皆んなに勝たしてもらったというか、動画見てないから分からないですけど自分の中でも必死でした。去年ベルト取ってから、2023年はハイペースで試合して一気に駆け上がって行こうと決めてたので一段楽というか、5戦5勝で終われたので良かったです」とコメント。

　事前の作戦を聞かれ「（クマンドーイの）フックが癖だと思ったので、フックに合わせて何か出すっていうのと、飛びヒザとかも結構狙ってたんですけど合わなかった。あとは蹴り込んでくるので避けるのは難しいと思ってて、受けて何か返す作戦だったんですけど、その僕の返しに対して合わせようとしてきたので、中々行けなくて上手かったです」と苦戦したことも明かす。

　ダウンを奪った2R目の左ストレートについては「もうストレートは自分の得意技なので、常に狙ってたし、体が勝手に動いたかなって。当たった感じでダメージはあるかなって思いました」と手応えがあったようだ。

　今後の展望に関して「上がってきた選手とはやっていきたいですけど、実力的には結構証明できたと思うので、もっと知名度だったり影響力のある選手になっていきたい。（なので）日本中が注目するような大会とかメインで出ていきたいのはあります」と語った。

　最後にファンへ向けて「バチっとKOして『俺が優勝した』と言いたかったけど、まだまだ課題が残る内容。『こいつとやったら負ける』とか出てくると思うんですけど、そういうの全て消して本物の1番ということを証明していけたらと思ってるんで、これからも僕に注目してください」とメッセージを送った。

　激戦のトーナメントを制した田丸、来年以降の活躍も期待したい。

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