魔裟斗、減量幅のある水抜きについてフィジカルトレーナーと“危険性”を議論
魔裟斗が、昨日8日、自身のYouTubeチャンネルで現役時代のフィジカルトレーナーである土居進氏と対談し、当時の苦労話とともに減量における水抜き問題を取り上げた。
かねてから魔裟斗は、水抜きの減量幅の大きさはパフォーマンスに影響すると指摘しており、今回は土居トレーナーが回答する形となった。
【フォト】魔裟斗、現役時代のキレキレの肉体!土居トレーナーが水抜きについての見解動画も
土居トレーナーは、運動生理学に基づいたトレーニング法をもとに、現役時代の魔裟斗だけではなく、ボクシングの内山高志や八重樫東、大相撲、野球、MMA、柔道、テニス、レスリングなど多くのアスリートを指導している。
当時、土居トレーナーはボクシングの飯田裕トレーナーから依頼で、魔裟斗の疲労度を調べるために血液検査をしたことが出会いのキッカケだったという。また、数字で疲労度が分かるため、魔裟斗がオーバーワークにならないための管理、負荷をかけるタイミングなどをすべて計算してきたことも明かしている。
そして魔裟斗は、データをもとにトレーニングメニューを組み立てる土居トレーナーに、減量幅の大きい水抜きについて質問した。土居トレーナーは「水抜きは筋肉に含まれている水分を抜くことになりますが、それをすることで筋肉は壊れるんです。みなさんは水を飲めばもとに戻ると思っていますが、細胞自体はそんなに簡単に治らないんです」と返答した。
土居トレーナーによると、一度抜いた水を筋肉に戻したとしても1日くらいではダメージを受けた細胞は治らないとのこと。その結果、「100%のパフォーマンスではなく、何%か落ちてしまう」と土居トレーナーは警鐘を鳴らす。
さらに魔裟斗は「僕も1週間で体重を7kgくらい落としたことがあったんですけど、計量の次の日は同じくらいまで体重が戻るんです。でも、足がむくんでしまってスピードが落ちてしまいました」と体験談を語った。
土居トレーナーは「計量をクリアすることがゴールになる選手が多いように感じます。僕たちはリング上で一番良いパフォーマンスが出せるように逆算して考えています」といい、一日で一気に体重を落とす水抜きは筋量を減らす要因になるとも指摘した。
最後に土居トレーナーは「格闘技界は、なぜかフィジカルの話になると昭和時代のことを言っていることが多い。フィジカルは、とくに科学なんですよ。もっと新しい知見を取り入れてやっていけば、世界でやっていけるのになと思っています」と悔しがる姿が印象的だった。
動画では、土居トレーナーが考える減量法やメジャーリーグで活躍する大谷翔平についてもコメントしているため、気になる人はぜひチェックしてほしい。
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