山根明氏の追悼試合で高橋知哉WYBC新会長がKO勝ち、“アビディの挑戦受ける”と誓う
今年1月31日に死去した山根明・元日本アマチュアボクシング連盟会長を「偲ぶ会」が、6日、京都・KBSホールにて行われた。
会は山根氏が生前に設立したプロボクシング団体WYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)が主催。山根氏の遺志を継いだ高橋知哉新会長(36)が追悼試合を行い、元ベアナックルファイト(素手ボクシング)の世界チャンピオン、フランシス・メシア(ペルー)に2回2分12秒でTKO勝ちした。
高橋会長とメシアは、22年9月に行われた、エンセン井上が提唱する総合格闘技の世界最強決定戦『SPIRIT(スピリット)』にてMMAルールで対戦し、判定負けを喫していた。かつて敗戦した相手にリベンジを果たした高橋会長は、「山根会長は天国から見てくれていると思います」と涙ながらに喜んだ。
そして、WYBCの今後については「シリル・アビディから挑戦されたので受けようと思います」と誓った。アビディは昨年7月に自身のSNSで高橋会長に「ブレイキングダウンルールでやりたい」と対戦要求。これを受けて、WYBC側は試合の実現に向けてアビディ側と調整を始めているとしており、続報を待ちたいところだ。
リング傍らには大きく飾られた遺影の前には分骨された遺骨が置かれ、約200人の参加者が見守る中、最後は追悼のテンカウントゴングで締めくくった。
また、追悼試合に先立ち、生前に親交のあった人たちがマグナム北斗の司会で追悼のトークを行った。
タレントの長原成樹は「4年くらい前に紹介されて知り合い、それから毎日LINEでメッセージが届くようになった。お茶目で優しい人やった」と語り、テコンドー日本王者で格闘家の江畑秀範は「貧乏格闘家だった僕を『金の心配はせんでえぇ』と競技に専念させてくれた。団体ともめた時には『俺が言うたる』と話をしてくれた」と感謝していた。
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