【訃報】“男・山根会長”死去、22年に体調不良、騒動後新団体設立、エンセン井上と興行も
日本ボクシング連盟前会長の山根明氏(84)が大阪市内の病院で31日、肺がんのため死去した。2011年から日本ボクシング連盟会長を務めるも強権的な組織運営や「奈良判定」と呼ばれる奈良県出身者に有利になる、不正ジャッジなどが問題化し2018年に辞任。その後、テレビ番組などにも出演し「山根会長」「男・山根」として広く認知された。
19年3月には自叙伝『男 山根「無冠の帝王」半世紀』を出版。そこでは自身が大阪で生まれた在日韓国人で、5歳で母親の韓国に渡り、10歳で密入国で父親のいる日本に戻ったことを告白。
さらに力道山の前でリングに上がった選手時代や、青年期にお世話になったヤクザの柳川組の柳川次郎組長(1969年に組解散後、日本IBFコミッショナー、極真会館相談役を歴任)に「君は絶対ヤクザになるなよ。山根くんはアマチュアボクシングで生きるんやで」と言われたエピソード含め、奈良判定、騒動に至った告発に至るまで赤裸々に語られていた。
2019年新団体「WYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)」を設立し会長に就任。同年9月に第1回大会を開催。一辺わずか4メートルの世界一狭いリング(ボクシングでは5.47メートル~7.31メートル以内で規定)で世界ヘビー級タイトルマッチを行い高橋知哉が初代王者に。20年6月にも大会を開催したが以降コロナ禍もあり、開催を自粛。
22年9月にはエンセン井上が主催する総合格闘技大会『スピリット』にも協力を表明し会見にも出席したが、大会当日には極度の体調不良で欠席していた。以降、闘病生活をしていた。
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