亀田大毅、井上尚弥vsドヘニー勝敗予想!注目は“体重”と“変則的な動き”
9月3日(火)、東京・有明アリーナにてプロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が、WBO世界同級2位の元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(37=アイルランド)と対戦する。
この試合についてボクシング元世界2階級制覇王者の亀田大毅が、20日、自身のYouTubeチャンネルで勝敗含め予想する動画を配信。予想は井上の圧勝も、“もしも、何かが起こるなら?”を前提に見どころを語った。
予想動画で亀田は「グッドマンが井上選手と対戦したら、10回やっても1回も勝てないと思います。でも、ドヘニーの場合、タイプ的に何か面白いことになるのではないかなと。それは10回のうち1回あるかないかだと思いますけど」とコメントした。
サム・グッドマンはWBOオリエンタルスーパーバンタム級王者&IBFインターコンチネンタルスーパーバンタム級王者で、井上に対戦をアピールして話題になった選手。グッドマンはドヘニーに勝っているが(23年3月11日、10R判定)、「ボクシングは相性があって、じゃんけんの要素がある。メイウェザーも全勝だったけど、スプリットの試合もありました。井上選手も、いい試合がどこかで来る」と指摘した。
井上にとって唯一の不利な要素として、“ドヘニーがリカバリーで体重差をつけてくるかも”と言われているが、亀田は「IBFは前日計量から当日計量まで10ポンド(約4.5kg)以上体重を増やしていけないというルールがある。これが適用されたら、完全に井上選手が圧倒的に有利です。でも適用されなかったら、11kgくらい戻したことがあるドヘニーは5%くらい勝率が上がる」と見ている。
体重戻し規定が適用されない場合、「1ラウンドから3ラウンドにわずかな勝機が出てくる」と、ドヘニーがあっと驚かせる場面も考えられるという。さらに亀田は「ボクシングスタイルの選手だと、フェザー級くらいまでは井上選手と戦える選手がいない。変則的な選手じゃないとチャンスがない」と補足した。
今年5月にルイス・ネリは井上からダウンを奪ったが、あれをドヘニーが出せるかどうか。その点について亀田は「あのパンチは効いていたと思いますが1分で回復して、井上選手が完璧な動きができた。ネリは横からの攻撃が得意だったので井上選手はバックしてかわすのが有効でしたが、ドヘニーは前に出てくるので、横の動きになる」といい、この動きを井上がどこまで出せるかが攻防のポイントになるという。
最後に亀田は「井上選手が6ラウンドから8ラウンドまでに左ボディで一回ダウンを奪い、最後は左フックをダブルで頭部に当ててKO」と井上のKO勝利を予想した。
ドヘニーが3Rまでに、変則の動きでどこまで井上を追い込むことができるか。井上が予想通りに圧勝KOを見せることができるのか。9月3日の決戦に注目だ!
▶次ページは、【フォト】ドヘニー、強烈ボディで豪快KOの瞬間
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