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“天才”河野玄斗がボクシングを始めた理由、その秘めた情熱の源泉とは?

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2024/09/06(金)UP

河野がダウンを奪い勝利!大会MVPに

 8月30日(金)東京・八芳園にて経営者たちの格闘技イベント『EXEC UTIVE FIGHT 武士道』にて東大卒で司法試験、医師免許、公認会計士などの資格を次々と取得してきた河野玄斗(28)が初めてボクシングの試合に挑み、ダウンを奪う勝利。大会MVPも獲得した。12月にはプロのC級ライセンスを取得する予定だ。編集部では河野がなぜボクシングを始めようと思ったのか、その思いを聞いた。

【フォト】河野の右がヒット、ダウンを奪う瞬間

 河野がボクシングを始めた理由は、世間からの見られ方への葛藤だと語る。

「 僕は“勉強ができる”っていう風に(世間から)思われてるんですけど、むしろ、トライアンドエラーを繰り返す中で、できなかったことをできるようにしていくのがうまいんだっていう、そこを見せたいなという風に思っていて。できないことを、なんでできないんだろうと自己分析して、その課題のためにひたむきに繰り返し努力ていけば人間できるようになるんだよっていうことを伝えたくて。これは勉強に限らず全ての領域において言えるってことを僕が先陣切って証明したい」と胸の内を語った。

 さらに格闘技を選んだ理由は、文武両道を目指す上で、格闘技が一番自分と対局のスポーツだったからだと話す。

 彼は今年2月から本格的にボクサーへの道を目指し、運営する塾経営の仕事の合間を縫ってボクシングの練習をコツコツ重ね、今回のアマデビュー戦に挑んだ。

 試合後、彼は床に座り、自分の試合動画を眺めていた。それは試合が終わった達成感や満足感からではなく、自分の欠点を客観的に見て次につなげようというという、”トライアンドエラー”で実現していく現れだった。

「思ったことができていない。もう色々イメージしてたんですけど、全然出せなくて。普段のスパーリングは、めっちゃ頭使って、こうかわしてこうしようとか色々考えるんですけど、試合になると全然違う。パンチを打つ瞬間、ガードが下がったり。練習ではできていることができなかった 」と反省点を振り返った。同時に12月のプロライセンスを取得するためには良い収穫だったようだが、「12月にプロライセンスを受けるならもっとペースを上げないと。今のままでは」と自分の理想とは程遠いようだ。

 出場するなら強豪が多いと言われるウエルターかスーパーウエルター。身長182cmの長身を活かしたボクシングを組み立てて行きたいと語った。

 天才・河野玄斗は、ボクシングでプロとなるのか。その後の活躍も気になるところだ。

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