【パンクラス】王者・雑賀ヤン坊達也、初防衛戦へ「もちろんKO狙って勝つ」久米鷹介は周りの支えに熱い涙
9月29日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される格闘技イベント『PANCRASE 347』の記者会見と調印式が13日、都内にて行われた。[キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ライト級/5分5R]では、王者の雑賀 ヤン坊 達也(DOBUITA)が初防衛戦として、約3年前に一本負けを喫した元同級王者・久米鷹介(ALIVE)を迎える。
会見で雑賀は「もちろんKO狙って勝ちます」と話し、一方の久米は支えてくれる人に喜んでもらいたいと涙ながらに語った。
両者は21年12月のライト級王座統一戦で対戦しており、当時暫定王者だった雑賀が1Rにダウンを奪うも、正規王者の久米が2Rで腕十字を極めて逆転一本勝ちを飾っている。
雑賀は空手をベースに180cmの長身からの打撃を武器とするストライカーで、キャリア11勝のうち10勝が初回KOという爆発力を持つ。今年3月『PANCRASE 341』のタイトルマッチで当時の王者アキラに挑戦し、1R右ハイキックによるKO勝利で王座を戴冠。5月には『ROAD TO UFC SEASON3』へ参戦したが、韓国のキ・ウォンビンに2R TKO負けを喫した。今回は久米へのリベンジと共に王座の初防衛を目指す。
対する久米は16年9月、徳留一樹とのタイトルマッチで勝利し、第7代ライト級キング・オブ・パンクラシストに。その後3度の防衛に成功した。昨年4月アキラに敗れ王座陥落となったが、今年4月に過去UFCにも参戦した粕谷優介をフルマークで下して再起した。
会見で久米は「以前勝ってはいるんですけど、(雑賀選手が)その後すごい戦いを繰り返してどんどん強くなってると感じてました。怖いですけど、こういう相手に挑めるのは格闘技やってる上でありがたいことなので、全力で挑みます」、雑賀は「久米さんに負けてから2年9ヶ月、色んな強い人と戦って辛い思いしてきました。その全てを久米さんにぶつけます」とコメント。
雑賀は、前回の久米戦が自分をどう成長させたか聞かれ「格闘技に対する向き合い方とか、支えてくれる方に対する考え方がガラリと変わって、あの試合から生まれ変わることが出来たと思ってます」とし、「(前回から)全体的にレベルアップ出来てると思ってます。弱いと思われてた部分もそうじゃないぞって見せれてる」と自身の成長に手応えを感じている様子。
久米は、前回戦った時の雑賀と印象は変わったか問われ「あの試合の時点で1回ぶっ倒されてるので(笑)。怖さは1番身に染みてます。なおかつそれ以降自分の弱点に向き合われたと思うんですけど、どんどん強くなった姿を見てるので、さらに強くなった印象があります」と雑賀の強さを素直に認める。
王座返り咲きがかかる一戦への思いを尋ねられると、久米は「自分はこっから世界にとか言える立場じゃないと思いますし、本当に色んな方が支えてくれるので、そういう人達に勝つ姿を見せることしか出来ないと思うので、喜んでもらえる姿を見たいなっていうのが1番の思いです。ヤン坊選手という強い選手に向かえるので、最後まで全力で駆け抜けたいです」と涙ながらにその熱い思いを口にした。
最後に、どんな試合でどんなフィニッシュを見せたいかとの質問に雑賀は「僕と言ったらKOなので、もちろんKO狙って勝ちます」とKO宣言。久米は「しっかり相手をコントロールしてダメージ与えて勝てるように。勝利に繋がるように戦います」と意気込んだ。
雑賀が王座を守り抜くか、それとも久米が再びその腰にベルトを巻くのか。2度目の対決はどんな決着となるだろうか。
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