2024/09/13（金）UP
（最終更新：2024/09/13 20:53）

藤野恵実（右）がソルトの持つ王座に挑む

　9月29日（日）東京・立川ステージガーデンで開催される格闘技イベント『PANCRASE 347』の記者会見と調印式が13日、都内にて行われた。［クイーンオブパンクラスチャンピオンシップストロー級/5分5R］では、同級1位の現修斗女子ストロー級王者・藤野恵実（JAPAN TOP TEAM）が、同級王者ソルト（マルスジム）に挑戦する。
　22年に同王座から陥落した藤野は会見で、「元々このベルトは私のベルトって宣言してるので、もう1回取り戻しに行きます」と王座奪還を誓った。

【動画】藤野が容赦ないパウンドTKO勝利！相手はなすすべなし

　藤野はデビュー20年のベテランで、現在43歳。19年にパンクラスでベルトを獲得したが、22年にKARENに敗れ陥落した。昨年4月から修斗に参戦すると、23年のインフィニティリーグで優勝。今年5月に杉本恵を相手にTKOで修斗王座を獲得した。

　対する王者のソルトは22年、当時の王者だったKARENに167cmの長身を活かした打撃で優位に進め判定勝利。翌年タイトルを賭けたダイレクトリマッチも制し、クイーンオブパンクラスを戴冠した。今年5月には修斗の日中対抗戦に参戦するも、中国強豪に惜敗している。

今年5月に修斗王座を獲得した藤野

　会見で藤野は「このようなチャンスを頂けたことが光栄です、ありがとうございます。本来だったらこんなすぐベルトに挑戦出来る立場では無かったのでありがたい機会なんですけど、せっかく頂いたチャンスは取りに行かないといけないので。元々このベルトは私のベルトって宣言してるので、もう1回取り戻しに行きます」、ソルトは「防衛戦必ず成功させたいと思ってます。普段から応援してくれている方々に勝利の姿を見せます」と両者気合十分。

　互いの印象を問われ、藤野は「身長高くて、そこからの打撃がすごく上手い選手。リーチあるのに自分からガツガツ行く気持ちが良い選手だと思ってます」、ソルトは「身体も強くてメンタルもすごい強いんだろうなと思ってます」と評した。

　どんな戦いをして、どんなフィニッシュをイメージしているかとの問いに藤野は「もちろん勝ちには行きますけど、会場で見てて『すごい面白い試合だよね』っていう試合をソルト選手と作りたい」とし、ソルトは「元々藤野選手の試合が好きで、激しくてカッコいいなって思ってた。自分が試合するってなった時にスタミナも十分に作って精神的にも作って挑みたいと思って、その準備は作ってきたので思いっきり激しい試合が出来ると思います」と激闘を予感させた。

　藤野が2団体同時王者に輝くか、王者のソルトがそれを阻止するのか。見応え十分の試合となりそうだ。

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