【RIZIN】朝倉海が返上のバンタム級新王者決定戦!井上直樹は「冷静に」スーチョルは「99%は精神力」
9月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.48』のバンタム級王座決定戦で対戦する井上直樹(Kill Cliff FC)と、元ONEバンタム級世界王者キム・スーチョル(韓国)が試合前のインタビューに応じた。
井上は、「いつも通りです」と淡々とした口調で、落ち着いた様子。初めてのRIZINタイトルマッチであることに関しても「特別な意識はなく、普段通りの試合として臨む」と冷静だった。
スーチョルについては「タフで根性があって強いなって印象です」とコメント。試合展開については「しっかりKOか一本を狙いつつ、判定でも勝てるように準備してきた」とし、どのような形であっても勝利を確実にするための戦略を用意しているとする。「メンタル的にも準備してきたつもりなので、それを試合で発揮できればいいかなと思います」と自信たっぷり。
続けて「スーチョル選手はパワーがあるんじゃないかと感じています。その場になってみないと分かりませんが、組んだ感じも打撃の強さもその場で体験してみないと分からない」と、相手のスピードとパワーを警戒していた。
対するスーチョルも「今の気持ちとしては良い気持ちです。これまで10数年間夢見てきた舞台でチャンピオンになるまで、数日しか残っていない」と、感慨深い心境だ。
以前の試合で課題だったグラウンド技術の強化に力を注いできた。「以前の試合でグラウンドが弱いかなと感じていたので、しっかりグラウンドの研究、スパーリング、ブラジリアン柔術に関してもしっかりトレーニングをして仕上がっています」と、今回の試合に向けて弱点を徹底的に克服してきた。
井上については、「とても明るくて強い青年ですね。とてもイケメンで勉強が出来そうで、運動もずば抜けて出来そうで、良いイメージがありますね」との印象。続けて、「試合では肉体要素が1%くらい、残りの99%は精神力だと思います。誰がより強靭な精神力を持っているか、それが鍵になると考えています」と語り、心の強さが勝敗のカギを握るとした。
試合に向けた体重調整について、スーチョルは「もう適正体重になっています」と語り、問題なく調整が進んでいることも明かした。
さらに、これまでの精神的な困難を乗り越えてきた経験にも触れ、「鬱の状態、夜には幻聴が聞こえて苦しみました。本当につらい時期もありました。毎日、本当に些細なことに感謝をするということ、小さなことの積み重ねを欠かさないこと、いいことだけを聞くこと、一人でいる時間を楽しもうということで、良い本を読むようにしました」と語り、現在の自分を支えるメンタルの強さがどのように培われてきたかを語った。
いよいよ行われるRIZINバンタム級王座決定戦。心身ともにピークの状態で臨む両者が、さいたまスーパーアリーナの大舞台でどのような戦いを見せてくれるか。
<選手データ>
井上は元UFCファイターで、20年にRIZIN参戦すると石渡伸太郎ら実力者を倒し5連勝。前戦は今年3月、元修斗王者の佐藤将光に判定勝利し、挑戦者の座を掴んだ。
スーチョルは初代ONEバンタム級王者にして、韓国ROAD FCの2階級制覇者。22年には扇久保博正を顔面二箇所骨折させ勝利、その後も本拠地ROAD FCの63kgトーナメント優勝し、4月のRIZINでは元パンクラス王者の中島太一にKO勝利。バンタム級にしてその強靭な肉体とパワーでフィニッシュを重ねる強豪だ。
朝倉海のUFC移籍によって空位となった、バンタム級王座。消耗戦も予想される中、勝利を掴むのはどちらか。
▶次ページは【動画】スーチョル、アーチュレッタに敗北も大激闘!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【テレビ・配信】9.29『RIZIN.48』TV放送、ネット配信で全試合を生中継
・【RIZIN】井上直樹、パワー戦士スーチョルとの王座争いに「ワクワク感ある、強さの証明する」=公開練習
・朝倉兄弟が推す「RIZIN大注目」秋元強真、挑発した“54歳”放送作家をボコボコに『うあぁ』と悲鳴!29日は金太郎と対戦
・【RIZIN.48】試合順決定、メインは王者サトシvsグスタボ、セミに井上直樹vsスーチョル、異例の第8試合”無料配信”も=9.29
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!