内山高志、那須川天心のタイトル戦を分析「超トップクラス」と評価した技術とは?
10月14日(月・祝)に行われた『Prime Video Boxing 10』(東京・有明アリーナ)の[WBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦]でジェルウィン・アシロ(23=フィリピン)から8Rにダウンを奪い判定3-0で、那須川天心(26=帝拳)がボクシング初戴冠を果たした。
この試合を、ボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志が15日、自身のYouTubeチャンネルで那須川の左のカウンターの速さを称賛した。
【フォト&動画】内山が“称賛”!那須川の左のカウンターがヒットする瞬間、スコアカードも
内山は「今回の相手のアシロ選手は、好戦的で変則的かつ突進力があり、被弾は今までの中で一番ありました。アシロ選手が判定では勝てないと思ったのか、振り回してきてヒヤヒヤする場面もありましたが、ほぼノーダメージ」と那須川のディフェンスを称賛した。
アシロのパワフルなパンチについては「結構いいパンチを振っていました。もしかしたら一発くらいもらって、ダウンがあるかもと思えるくらいでした」と驚いたという。
その中で那須川がクリーンヒットを許さなかった理由は「ガードの基本がしっかりできていました。パンチを打ちにいった時の反対のガードをしっかり正しいところに置いているし、被弾があまりないということはそういうこと。一回、スイッチして打った時に左フックを一瞬もらいましたけど、それ以外はまともにもらってなかった」と指摘した。
そして那須川の優れた点として内山は「身体が入れ替わった時、流れた時に振り返って、すぐにパンチを打てる。あれは素晴らしく速い」と評価。さらに「あとパンチを避けた瞬間に、すぐに打てる。あのスピードは超トップクラス」と左ストレートのカウンターを取り上げた。
アシロのダウンの場面は「那須川選手のボディが入ったところにパンチが流れて半回転して滑った感じだったので、ダウンの裁定とは思えない。でも、ポイントでは問題なく那須川選手の勝ち」と内山は那須川の圧勝だったと断言した。
最後に内山は「那須川選手はうまいし、スピードあるし強い。来年は4人の日本人の世界チャンピオンの誰かと戦うことになると思いますけど、武居由樹選手との試合は一番盛り上がりますね。堤聖也選手のロッタンのようなしつこいボクシングに、どのように対処するかも見たいです」と、キック時代に那須川が対戦したロッタンの名前を出して格闘技ファンにも分かりやすいように説明した。
動画を見たユーザーからは「素人が色々言ってるけど結局こういうプロの人が言うことが正しいんやから、それだけプロ達に評価されてる天心は凄いでいいじゃん」や「初めてちゃんとしたバンタム級の体重での天心よかったと思う。ただアシロが強かっただけ」といった那須川を称賛する声が多く寄せられた。
アグレッシブに攻めてきたアシロを、完封した那須川。この一戦をリングサイドで観戦していた武居とのドリーム対決は実現するのか。2025年も那須川は、話題を提供してくれそうだ。
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