2025/07/10（木）UP
（最終更新：2025/09/03 16:10）

王者・武居由樹がメディナを迎え撃つ

　9月14日（日）名古屋市IGアリーナにて、プロボクシング［WBO世界バンタム級タイトルマッチ］として王者・武居由樹（28＝大橋）が、同級1位のクリスチャン・メディナ・ヒメネス（25＝メキシコ）の挑戦を受ける。メディナは那須川天心のスパーリングパートナーとしても知られ、現在は4連続KO勝利中だ。
　武居は会見で「本当に危険な相手」と警戒し「激しい打ち合いができると思うので楽しみ」と激闘を予想した。

【フォト＆動画】メディナの滅多打ちKO！相手はなすすべなし！会見の様子も

　武居は今回3度目の防衛戦。右肩の負傷で試合が空いていたが、5月にユッタポン・トンデイに1R KOで圧勝。見事復活し、2度目の防衛に成功した。

　相手のメディナは、那須川天心のスパーリングパートナーを3戦連続で務め、那須川も「戦友みたい」と評する強敵だ。

　12連勝中であったが、23年8月［IBF世界バンタム級挑戦者決定戦］で、西田凌佑に判定で敗れた。しかし以降は4戦連続でKO勝利中。
　前戦はメディナが、まるで爆発したかのような猛烈なラッシュをかけ、まさに滅多打ちでKO勝利している。

　武居は会見で、メディナについて「ガンガン前に来る強い選手なので、自分自身めちゃめちゃモチベーションは高い」と好敵手と認め、警戒するポイントについては「メキシカンスタイルだなという感じと、ガンガン前に出てきて手数が多く、パンチのある選手だと見ていて思うので、本当に危険な相手だと思います。だからこそ激しい打ち合い、殴り合いができると思うので、自分自身が楽しみだと思っています」と激闘を予測する。

　大橋秀行会長は「この後、ビッグマッチの計画が進んでいる。何とかそちらに持ち込みたいので、力を合わせ乗り越えたい」と、vs那須川天心戦の実現へ必勝を期す。

　武居自身は「今はこの試合を防衛することしか考えていないのですが、その先は自分自身もどんな未来が待っているのか、本当に楽しみだなという感じです」と語り、統一戦について聞かれると「もう1本、できたら緑色のベルトが欲しいなと思っているので、そこに向けて、まずはこの試合をバチっとクリアしたいと思います」と那須川も今年11月、挑戦者決定戦に向かうとされるWBCベルトを見据えた。

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