UFC2連敗の朝倉海、左目に傷跡残し「完全に自分のミス」敗因を告白
8月17日(日本時間)に開催された『UFC 319』(米シカゴ)で、2R一本負けを喫した朝倉海(日本)が20日、自身のYouTubeチャンネルで「自分のミスです」と、左目に傷跡が残る顔で敗因を語った。
朝倉は昨年12月のUFCデビュー戦で、フライ級王者パントージャに2Rチョークで一本負け。今回は38歳のベテランで同級11位のティム・エリオット(米国)に1Rは得意の打撃で圧倒も、2Rにテイクダウンを許し、ギロチンチョークで逆転一本負けを喫した。UFCで、まさかのチョークによる2連敗となった。
動画で朝倉は「自分の中では勝てる自信があったんで、ここで落とすかと自分に対してガッカリしたし、情けない気持ちで一杯です」と感想を語り、「このまま格闘技を続けてもいいのか、才能ないんじゃないかと思ったんですけど、格闘技人生を振り返るとずっと勝ち続けてきたわけでもないし、大事なところで負けることも多かった。それでも修正して何度も立ち上がって勝ってきた。諦めずに続けるしかない」と気持ちを整理したという。
また、今回の試合へ向けて対策を十分にしてきたといい、「1Rが終わった時に打撃が当たっていて絶対に勝てるなと思っていた」と朝倉。フィニッシュにつながったエリオットのギロチンに入るシーンは「エリオットがガードから起きるところで入るギロチンが得意なのも知っていたし、対策も何十回、何百回とやってきて練習でもできていた。だけど本番で失敗してしまった。完全に自分のミスです」と振り返った。
1Rは朝倉の左フックが入り、左ハイキックも首筋に決まったが、キャッチされて寝技に持ち込まれてしまう。この場面については「作戦は、普通に打撃勝負だったんだけど、実際にパンチで形が作れていた。左ハイキックと左ヒザ蹴りでKOするというプランもあって、左ハイキックが当たった。でもキャッチされて寝技に持ち込まれて、残り1分だったんで体勢をキープして終わろうという感じでした」と朝倉。
だが、寝技で下になっている際、「アゴで眼球を潰された」と振り返り、「これもエリオットの技術なんだけど、左目が見えにくくなって2Rから距離感がおかしくなった」と打撃のタイミングが合わなくなったという。そして「倒そうとし過ぎて力みが出た」とタックルを合わされて、今回のフィニッシュへとつながった。
ネット上ではトレーナーへの批判が相次ぐなど、誹謗中傷が横行しているようだが「俺が勝てば言われなかったんで悔しい」と唇をかみしめた朝倉。「責任はすべて自分にあるので、今回の試合でコーチたちが叩かれるのは違うかなと。勝てば称賛されるし、負ければ攻められる。完全に俺のせいかなと思います」とした。
UFCで勝つことの難しさを振り返りつつ「強くならないといけないなと思っています。落ち込んでいる時間もない。強くならないと。諦めたら終わってしまうんで。挑戦し続けることが自分の強み。諦めたら自分ではなくなってしまう」と前を向いていた。
フライ級が合っていないのでは?という声もあるが「階級も考えないといけない。自分の身体で感じたこともあるので。このままフライ級でいくのかバンタム級へ上げるのかみんなで相談して決めていく」としたが、「UFCで連敗すると最悪リリースされる可能性もある。階級を上げると、その可能性も高くなるので頭に入れていかないといけない」と慎重に判断するようだ。
本人が語るように、これまで負けても何度も這い上がってきたように、また強い朝倉海が復活することを期待したい。
▶次ページは、【フォト&動画】朝倉海、左目の傷跡!逆転一本負けの瞬間も
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