ジャッキー・チェンはなぜ過酷なアクションで死なないのか!?なべやかん新書で注目テーマ

なべやかん氏の自伝『クソ芸人からのチャンピオン』が7月に発売になり、そこには。やかんでも怪我せずチャンピオンになれた理論が書かれてある
7月に発売された、なべやかん(55)の自伝『クソ芸人からのチャンピオン』。その中で「ジャッキー・チェンさんはあれだけ凄いアクションをしているのに何故死なないのか?」という項が興味深い。読んでみると、身長154cm、体重53.5kgのなべでもプロレスで戦えることにも納得だ。
【フォト】ジャッキーのように”これも平気!”ダンプ松本、アジャコングに投げ飛ばされる、なべやかん
たけし軍団に入ってから過酷な体を張った芸をやらされるため、自己防衛の為にスポーツジムに通い、そこでパワーリフティングと出会う。その後は、全日本大会や世界大会の常連選手になって行き、ベンチプレスで日本記録を作り全日本大会3回優勝を果たす。
なべが結果を出して行けたのは、4スタンス理論で有名な廣戸聡一先生の存在も大きかった。現在も多くのトップアスリートの指導を行い、野球では大リーグで活躍している選手やゴルフではランキング30位以内に廣戸氏の生徒が大勢入っている。格闘技界でも有名で多くの選手達が廣戸理論を学び『廣戸道場』(整体)に通い施術を受けている。
この「ジャッキー・チェンさんはあれだけ凄いアクションをしているのに何故死なないのか?」では、その廣戸先生が、いかに体幹部の柔軟性を使えるかという事が大きい。そのやり方を解説している。柔軟性のある猫科の動物が高いところから飛び降りても平気、といえばわかりやすいだろうか。
なべに怪我をしない話を聞くと最近のプロボクサーの体験について話してくれた。
「私の本を読み感銘を受けたプロボクサーの星大翔(スーパーライト級日本ランカー)が廣戸先生のパーソナルトレーニングを受けに行ったんです。廣戸先生は最初に星の身体の特性を見極めて、それから関節の可動域を広げ体が効率よく体が使える施術を行う。本にも書かれているけど”パンチを撃たれても効かない体”という施術も行ってくれました。体の重心部分が動くようになる事で脳の揺れを抑える事につながる。その他にも、施術により今まで届かなかった距離までパンチが出せるようになっていきました」と、強い衝撃があっても身体を守り脳の揺れを抑えるなど、まさにジャッキーが死なない体を作ってくれたという。

なべやかんの自伝『クソ芸人からのチャンピオン』▶︎amazonページへ
驚くべきは、日本に伝わる礼儀、“しつけ教室”だ。学校でやっていた起立・礼・着席、正しい茶碗と箸の持ち方。これでスポーツ格闘技につながる身体の使い方が変わるのだという。これを学んだ後、星は「こんなに体の動きが変わるのですか?」と目から鱗だったという。
『クソ芸人からのチャンピオン』は、なべの波乱万丈の人生から、クソ芸人達の生き様、スポーツの裏側に潜むステロイド問題の裏側やトレーニング理論、動ける体を作るにはどうすれば良いのか、結果を出すにはスポーツジムインストラクターの指導を鵜呑みにして良いのか、等々、読みやすくて内容が濃い。後半は廣戸聡一先生と対談になっているので、これも必読だ。
現役アスリート、いくつになっても体を動かしたい人、結果を出したい人にとって『クソ芸人からのチャンピオン』はバイブルになるだろう。
▶︎次のページは 【フォト】ジャッキーのように”これも平気!”ダンプ松本、アジャコングに投げ飛ばされる、なべやかん
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・ 【フォト】ジャッキーのように”これも平気!”ダンプ松本、アジャコングに投げ飛ばされる、なべやかん
・「本当に86歳!?」「顔にシワない!」なべおさみ、誕生日に86回のスクワット達成!若々しくいられる5つの秘訣とは
・あの戦隊ヒロインも35歳、今も変わらぬスレンダーボディの秘訣「グラビアも続ける」
・井上尚弥、試合2週間前の“究極マッスル”公開!「まるでスーパーサイヤ人の孫悟空の肉体」
・ジャッキー・チェンが登壇し正拳突き!拳の手形がハッキリと展示へ=ベストキッド・レジェンズ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!




【10月・ベストファイター】決勝、顔面ヒザ蹴りKO!”カザフの怪物”キンザースキーが、新極真会全日本優勝、克服した”意外な”課題

