【RISE/レベルス】板倉、引退試合で無念のTKO負け
RISEクリエーション/Def Fellow
「RISE cooperation REBELS.28」
2014年7月25日(金)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合) ウェルター級 REBELS-MUAYTHAIルール 3分5R
○田中秀弥(RIKIX/WPMF日本ウェルター級王者)
TKO 2R1分17秒 ※ドクターストップ
●板倉直人(スクランブル渋谷/元REBELS-MUAYTHAIウェルター級王者)
“キック界の燃える闘魂”こと板倉が引退試合を迎えた。対戦相手は板倉が「最高の相手、言いかえれば“最も燃える相手”」と対戦を希望したWPMF日本ウェルター級王者・田中。
1R、田中がキレのあるパンチを繰り出し、板倉は前蹴り。首相撲からのヒジ、ヒザの攻防も両者譲らず。
2R、板倉が首相撲勝負に持ち込んでヒザを入れるが、離れ際に田中がヒジ。板倉は左目上をカットして流血する。ドクターチェックとなり、首を横に振るドクター。ここでストップがかかり、板倉が無念のTKO負けとなった。
引退式では、板倉が崇拝するアントニオ猪木からのVTRメッセージが流れ、板倉に笑顔が戻った。板倉は「最後はこういう形で終わりましたが、後悔はないです。こういう機会を用意していただいて幸せ者だと思います。誰が何と言おうと僕は世界で一番幸せなキックボクサー人生を歩んだと胸を張って言えます」と挨拶。
最後は感謝の気持ちを込めての「いち、に、さん、ダーッ!」で引退式を締めくくり、10カウントゴングを聞いた。
▼セミファイナル(第8試合) 59kg契約 REBELS-MUAYTHAIルール 3分5R
○ヤスユキ(Dropout/REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者)
判定2-1 ※49-48、47-50、49-48
●ナーカー・ゲオサムリット(タイ/オムノーイスタジアム認定スーパーフェザー級2位、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級1位)
ヤスユキは駿太、SHIGERU、町田光と日本人トップファイターを次々と撃破。今大会では本人の希望通り、タイから招聘するムエタイトップクラスと対戦することとなった。ナーカーはタイで人気のKOファイター。
ナーカーは2Rになると左ミドルの威力を強め、ローとワンツーも放つ。ヤスユキはほとんど蹴ることなく、長いリーチからのワンツー。両者とも表情を変えず、淡々と打ち、蹴る。
3Rもジャブ、ストレートとパンチ主体で攻めるヤスユキ。ナーカーは左ミドルを蹴りつつ、ワンツーを狙う。
4Rはヤスユキのコンビネーションパンチが目立ち、ナーカーがブロックを固める場面が多い。
淡々とした試合展開でたどり着いた最終5R、長いリーチを活かしたパンチで距離を保ったままコンビネーションを決めるヤスユキ。ナーカーは左ミドルで応戦し、ヒジも放つ。
終盤、ナーカーはムエタイ特有の流し(勝利を確信したら無理に攻めないこと)に入るが、ヤスユキはパンチで攻撃する手を休めなかった。
判定は2-1と割れたが、ヤスユキが勝利。蹴り合いをせず、ロングの距離でのパンチに勝機を見出したヤスユキの作戦勝ちだった。
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