【新極真会】女王・加藤小也香がまさかの初戦敗退
NPO法人 全世界空手道連盟 新極真会
「第11回オープントーナメント全世界空手道選手権大会・初日」
2015年10月31日(土)東京体育館
43名が出場した女子世界選手権は、大会初日の最終試合に大波乱が待ち受けていた。
優勝候補最右翼と目されていた加藤小也香(かとう・さやか)が、初戦で敗れたのだ。加藤はこれまで全日本ウェイト制軽量級4連覇、2013年カラテワールドカップ軽量級優勝(階級別の世界大会)、2014年JFKO全日本中量級優勝(国内の約200流派が出場)、そして昨年の無差別級全日本選手権優勝を飾り、残すビッグタイトルはこの無差別級世界選手権だけとなっていた。
前人未到のグランドスラムへ向けての最初の一歩。1回戦はシードで2回戦から登場した加藤はルタ・ブラズィオナイテ(リトアニア)と対戦。得意の蹴りをほとんど出さず、突きで勝負したが旗判定は一本だけ加藤に上がり、引き分けで延長戦へ。
延長になると加藤は下段回し蹴りと突きを繰り出すが、ルタは突きの回転を上げてさらにパワーで前へ出る。反則となる顔面への突きを何発ももらいながらも必死に応戦した加藤だが、判定3-2の僅差で涙を呑んだ。
もう一人の優勝候補、前回世界女王の座に輝いた将口恵美も1回戦シードで2回戦からの出場。マリア・グリドネヴァ(カザフスタン)と対戦し、延長戦までもつれ込む接戦となったが、終盤に相手がやや失速し、判定4-1で明日の決勝日へ駒を進めた。
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