【JFKO】昨年王者の岡﨑陽孝、南原朱里が敗れる波乱の幕開け
全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)
「第3回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」(初日)
2016年5月21日(土)エディオンアリーナ大阪
JFKOは空手のオリンピック種目化を目指して設立された、281の国内フルコンタクト空手流派・団体が加盟する組織。3回目を迎えた今年の全日本選手権大会は男女ともに4階級で王座が争われ、男子は総勢267名、女子は87名がエントリーした。
2日間にわたって行われる今大会、初日から波乱が起きた。昨年の男子軽量級の覇者・岡﨑陽孝(新極真会千葉南支部)、昨年の女子中量級の覇者であり、昨年開催された新極真会の全世界選手権大会では大会最年少の16歳にして女子無差別級で準優勝を果たした南原朱里(新極真会福岡支部)が、トーナメントから姿を消したのだ。
岡﨑は4回戦で細川昂大(魚本流空手拳法連盟)と対戦し、本戦は細川に旗判定で2本上がる(3本以上で勝利)ピンチに陥りながらもその後は全くの互角。最終延長戦(2度目の延長戦)も甲乙つけがたい内容だったが、やや手数が上回った細川が判定4-1で昨年の王者を破った。
南原は3回戦で氏原優里(桜塾)と対戦。氏原は新極真会カラテドリームカップ 2014(高校1年生女子軽量級)、2015(高校2・3年生女子中量級)優勝など多くの優勝実績を持つ。
開始と同時に猛然と突き合う両者は胸と胸が付くほどの接近戦となるため、両者ともたびたび押しの注意を受ける。両者ゆずらず最終延長にもつれ込み、南原は下段廻し蹴り、ヒザ蹴り、突きを繰り出し、氏原は下突きをひたすら連打。南原が押しで注意を取られ、身体ごと前に出る氏原にも押しの注意。再開と同時に打ち合った両者だがすぐに南原が押しの注意を取られて痛い減点1。判定3-2で氏原が南原を下した。
男子中量級で優勝候補の一角と目されていた福地勇人(白蓮会館)も、4回戦の吉澤穂高(新極真会東京城南川崎支部)戦の最終延長で注意を2回受けて敗れている。
昨年、旋風を巻き起こして男子軽量級準優勝を果たした元WBCムエタイ日本フェザー級王者・秋元皓貴(七州会)、男子重量級三連覇を狙う山本和也(新極真会東京東支部)、同じく男子中量級で三連覇を狙う前田優輝(新極真会和歌山支部)などの優勝候補は順当に勝ち上がった。
明日22日(日)は男子はベスト8から、女子はベスト4から決勝までが行われ、それぞれの階級でJFKO全日本王者が決定する。
●編集部オススメ記事
・2015年第2回JFKO全日本選手権大会
・2014年第1回JFKO全日本選手権大会
■男子各階級のベスト8進出者
▼男子軽量級
秋元皓貴(七州会)
河瀬惇志(新極真会佐賀筑後支部)
寺崎昇龍(士衛塾)
竹中達哉(成心會)
松本充史(魚本流空手拳法連盟)
大石航輝(芦原会館)
山田伊寿実(桜塾)
細川昂大(魚本流空手拳法連盟)
▼男子中量級
山田哲也(山田道場)
木下毅顕(武心塾)
緑 強志(新極真会 福岡支部)
小野寺天汰(聖武会館)
越智純貴(新極真会福岡支部)
吉澤穂高(新極真会東京城南川崎支部)
其原太一(新極真会大阪東部支部)
前田優輝(新極真会和歌山支部)
▼男子軽重量級
前田勝汰(新極真会和歌山支部)
山田一仁(新極真会兵庫中央支部)
藤原将二郎(新極真会福岡支部)
森田奈男樹(宮本道場)
大石昌輝(星和会館)
島本一二三(新極真会広島支部)
浅田怜吾(志友会館)
加藤大喜(新極真会愛知山本道場)
▼男子重量級
入来建武(新極真会東京城南川崎支部)
亀山 真(新極真会福岡支部)
長田裕也(社団法人極真会館琉道會道場)
河鰭郁也(新極真会千葉南支部)
野本尚裕(新極真会愛媛支部)
内藤貴継(白蓮会館)
岡田侑己(新極真会大阪神戸湾岸支部)
山本和也(新極真会東京東支部)
■女子各階級のベスト4進出者
▼女子軽量級
大場ももか(無限勇進会)
成田 華(七州会)
大本優香(七州会)
菊川結衣(芦原会館)
▼女子中量級
加藤小也香(新極真会愛知山本道場)
富野真麻(飛心会)
浅古麗美(社団法人極真会館埼玉県木村道場)
氏原優里(桜塾)
▼女子軽重量級
小松せえは(極真会館浜井派)
勝田仁美(誠會)
小玉さつき(武心会)
荒木千咲(志輝会館)
▼女子重量級
久保田千尋(久保田道場)
谷岡菜穂子(新極真会世田谷・杉並支部)
木村敬代(武立会館)
佐藤弥沙希(新極真会和歌山支部)
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