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【UFC】ジョシュ・バーネットが復活の一本勝ち

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2016/09/04(日)UP

 

マウントを奪ったジョシュが左右の連打。ここからフィニッシュにつなげた

WME-IMG
「UFC FIGHT NIGHT 93 ーArlovski vs. Barnettー」
2016年9月3日(土・現地時間)ドイツ・ハンブルグ バークレイカード・アリーナ

▼ヘビー級 5分5R
○ジョシュ・バーネット(アメリカ/UFCヘビー級9位)
一本 3R 2分53秒 ※リアネイキッドチョーク(チョークスリーパー)
●アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ/UFCヘビー級6位)

 元UFCヘビー級王者のベテランファイター同士の一戦。ジョシュは2002年にUFCの戴冠最年少記録となる24歳の若さでヘビー級王座に就いた実績を持つ。パンクラス無差別級王者、PRIDE無差別級グランプリ準優勝など、日本のリングでも活躍し、2013年からUFCに復帰。前回1月の大会で、ベン・ロズウェルに生涯初の一本負けを喫し、今回が再起戦となる。

 対するアルロフスキーは2005年にUFCヘビー級王座を獲得した実績を持ち、これまでにファブリシオ・ヴェウドゥム、ロイ・ネルソン、フランク・ミアら強豪を破ってきた実力者。今年1月に現ヘビー級王者スティペ・ミオシッチ、5月にアリスター・オーフレイムに敗れ、現在2連敗中。今回は連敗脱出を懸けての戦いとなる。

 1R開始早々、いきなりパンチの打ち合いとなる両者。お互いに被弾し合い、腰から落ちそうになるのをこらえながら打ち合う展開に会場が沸く。アルロフスキーの顔面は早くも鮮血に染まる。

 2R、ケージ際で組み合いの攻防。アルロフスキーが足を掛けてテイクダウンを狙うが、ジョシュはすかさずリバースし、そのままマウントポジションを奪取。上から左右の拳を振り落とすと、アルロフスキーは防戦一方の苦しい展開となるがラウンド終了のブザーに救われる。

 3R、パンチで前に出るアルロフスキーが右フックをヒットさせる。たまらず下がるジョシュに対し、細かいパンチを浴びせて追撃。ジョシュはアッパーを返すが、アルロフスキーは強烈な右ヒジ、さらに右フック、右アッパー、ヒザ蹴りで追い込む。

 ここでジョシュはダメージを受けたか、左目の辺りを手で押さえ、アルロフスキーに完全に背を向けてしまう。アルロフスキーはすかさず畳み掛けようとパンチをラッシュ。しかし、心が折れていなかったジョシュは首相撲から意地のヒザ蹴り。お互いに組み合いとなるが、ジョシュは立った状態でアルロフスキーの左腕を取り、アームロックを仕掛ける。

 ジョシュはそのまま後ろに倒れながら回転し、アルロフスキーを寝かせると、上からハーフガードで押さえ込む。何とか逃れようとするアルロフスキーからマウントポジションを奪取すると、上から左右のパンチ。アルロフスキーがたまらず亀の状態になったところで、ジョシュはすかさず背後からチョーク。これがかっちり極まり、アルロフスキーはタップした。

 再起戦で見事な一本勝ちを収めたジョシュ。試合後にマイクを握ると、帰ろうとするアルロフスキーを呼び寄せ、「アンドレイも俺も素晴らしい試合を見せるためにここへ来たんだ。互いに間違いなくベストを尽くした。俺たちは共にフィニッシュを狙い続けたぜ」とお互いの健闘を称えた。

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グスタフソンが上からヒジを落とし続ける

▼ライトヘビー級 5分3R
○アレキサンダー・グスタフソン(スウェーデン/UFCライトヘビー級2位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)

 1R、グスタフソンは左ジャブから右ストレート、右フックにつなげる攻撃。対するブラホビッチも打撃で応戦し、巧みなパンチのコンビネーションから、左アッパー、右フックをヒットさせる。打撃戦で優位に立ったブラホビッチが前に出始めるが、グスタフソンは組みの攻防からテイクダウンに成功。トップポジションからヒジを落とす。

 2R開始早々、激しいパンチの応酬を見せる両者。ブラホビッチが左右フックをヒットさせて主導権を握るかに思われたが、グスタフソンがタックルからテイクダウンに成功。ラウンド終了までトップポジションからヒジを落とし続けた。

 3R、ブラホビッチのパンチと左右ミドルを被弾したグスタフソンは、すぐさま組み付きテイクダウン。トップポジションからヒジを落とす展開となるが、手数が減り膠着するとレフェリーがスタンドを指示する。試合再開となるが、グスタフソンはすかさず片足タックルからテイクダウン。再び上からヒジを落とし続けて試合終了となった。

 テイクダウンからトップポジションをキープし続けたグスタフソンがフルマークの判定勝利を収めた。敗れたブラホビッチだが、打撃でグスタフソンを追い込む場面を作るなど、健闘を見せた。

PHOTO=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)

●次ページ:ライトヘビー級トップファイターのライアン・ベイダーが再起戦

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