【蹴拳】ヒジ打ち炸裂、野呂が国崇を流血TKO葬
蹴拳プロモーション
「蹴拳32」
2016年10月16日(日)東京・ディファ有明
▼第12試合 メインイベント 蹴拳ムエタイ交流戦 55.5kg契約 3分5R
○野呂裕貴(エスジム/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、元WPMF日本バンタム級王者)
TKO 2R 2分24秒 ※レフェリーストップ
●国崇(拳之会/ISKAムエタイ世界フェザー級王者、元WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)※初参戦
NJKFと蹴拳の看板選手がメインイベントで激突した。36歳のISKAムエタイ世界フェザー級王者・国崇は、今回が81戦目となるNJKFの大ベテラン選手で、蹴拳には初参戦となる。蹴拳を代表する軽量級トップファイターとして、初代MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者・野呂が迎え撃った。
1R、お互いにローキックの蹴り合いからスタート。国崇は左右のローでサウスポーに構えた野呂の右足を狙う。野呂はローからミドル、ハイと散らし、右ジャブから左の縦ヒジ。国崇のミドルをキャッチすると、すかさず左ストレートを打ち込む。国崇は距離を詰めて得意の左ボディを返すが、野呂は組み付いて首相撲に持ち込み、国崇を足払いと投げでこかす。
2R、打ち合う場面が増え始めた両選手だが、首相撲の攻防から野呂がペースを握る。国崇が蹴りに合わせてパンチで前進してきたところに、野呂はすかさず組み付いて間合いを潰す。首相撲から国崇の体勢が崩れたところにヒザ蹴り。さらに下から振り上げるような鋭いヒジで強襲。両者が離れると、国崇がパンチと縦ヒジ。野呂はこれをかわすと左のヒジを炸裂させた。
これで左まぶたをカットした国崇は、顔が鮮血に染まる。レフェリーが試合を中断し、ドクターチェックを要求すると、手応え十分であったか、野呂は笑みを浮かべてガッツポーズ。試合続行は不可能の判断となった。
野呂が大ベテランをTKOで下し、日本人対決を制した。試合後にマイクを握ると「日本人が相手なので絶対負けられないという気持ちがありました。また強い相手と(試合を)組んでもらえるように頑張りたいと思います」と喜びを伝えた。
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▼第11試合 セミファイナル 蹴拳ムエタイ 60kg契約 3分5R
○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/ウィラサクレックジム)
KO 2R 2分51秒 ※右ミドルキック
●シュンタ・チョールンロット(=新垣竣太/チョールンロットジム)
シュンタはタイからの逆輸入ファイターで、タイ・サムイスタジアムでマレーシアの2冠王をKOしたこともある。ここ最近の戦績は10戦8勝2敗で、全てKO勝ちだという。対するデンサイアムは元ルンピニースタジアム認定バンタム級&元WMC同級王者で、これまで大和哲也、町田光など国内トップクラスを破ってきた古豪ムエタイ戦士。戦績は312戦280勝28敗4分。
1R、左の横蹴りと前蹴りを放ち、間合いを取るデンサイアム。サウスポーに構えたシュンタは左ミドルを返しながら、距離が近くなるとデンサイアムのボディに左右フックをヒットさせる。デンサイアムは左ジャブから一気に踏み込み、右ストレートで強襲。さらに強烈な右ミドルを叩き込み、シュンタを下がらせる。
2R、なおも容赦なく右ミドルを放つデンサイアム。シュンタの左の脇腹が赤く腫れる。シュンタが左ミドルを返すと、両選手の蹴りが交錯する。再びデンサイアムが放った右ミドルが左の脇腹をかすめると、シュンタはお腹を押さえて悶絶し、その場に崩れ落ちた。完全に右ミドルを効かせたデンサイアムが313戦目を盤石のKO勝利で飾った。
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