【UFC】王者ジョンソンが一本勝ちでV10、最多防衛タイに
UFC
「UFC FIGHT NIGHT -JOHNSON VS REIS-」
2017年4月15日(土・現地時間)アメリカ・ミズーリ州カンザスシティ スプリント・センター
▼メインイベント フライ級タイトルマッチ 5分5R
○デメトリアス・ジョンソン(アメリカ/同級王者)
一本 3R 4分49秒 ※腕十字
●ウィルソン・ヘイス(ブラジル/同級3位/挑戦者)
※ジョンソンが10度目の王座防衛に成功。
ジョンソンは2012年9月にUFCフライ級王座決定トーナメントを制して戴冠。これまでに堀口恭司、ジョセフ・ベナビデス、ヘンリー・セフードといった強豪たちからの挑戦を次々と退け、現役王者としては最多となる9度の王座防衛に成功。元ミドル級王者アンデウソン・シウバが樹立した10度の最多防衛記録まで、あと1勝と迫っている。
挑戦者ヘイスは寝技を得意としており、2008年にEliteXCバンタム級王座を獲得した実績を持つ。前回2月の試合では第3代修斗環太平洋フェザー級王者・佐々木憂流迦(ささき・うるか)に判定勝ち。現在3連勝中の勢いで王座奪取を狙う。
1R、中盤にヘイスがミドルに合わせてタックルからテイクダウン。ジョンソンはすぐに立ち上がり離れ際に左右ハイ。両者が打撃を交換する展開では、ジョンソンの蹴りとパンチのコンビネーションが冴える。
2R、ジョンソンは時折スイッチしながら、ロー、ミドル、ジャブからのストレートを的確に当てる。ヘイスもパンチを返すが空を切る場面が多い。ラウンド終盤にジョンソンは強烈なヒザ蹴りを突き刺し、ヘイスが倒れると上からパンチとエルボーを連打した。
3R、ヘイスがタックルに入ると、ジョンソンはがぶって防ぐ。ヘイスはマットを背につけて寝技に誘い込もうとするが、ジョンソンは付き合わずスタンドの展開に戻ると、強烈な右フックからタックルを仕掛けてテイクダウン。マウント奪取からパウンドを連打し、すかさず腕十字でタップを奪った。
磐石の強さを見せ付けたジョンソン。一本勝ちで王座防衛に成功し、ついにシウバが持つ10度の最多防衛記録と並ぶこととなった。
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▼セミファイナル 女子ストロー級 5分3R
○ローズ・ナマユナス(アメリカ/UFC女子ストロー級4位)
一本 2R 2分47秒 ※リアネイキッドチョーク
●ミシェル・ウォーターソン(アメリカ/元Invicta FCアトム級王者/UFC女子ストロー級6位)
ナマユナスは2014年にUFC世界女子ストロー級王座決定戦を争った経験を持つトップファイター。3連勝で臨んだ昨年7月のカロリーナ・コバルケビッチ戦は接戦の末に判定負けを喫して、今回が再起戦となる。
対するウォーターソンは2013年にInvicta FCアトム級王座を獲得した実績を持つ。2015年からUFCに参戦を果たし、現在2試合連続で一本勝ちと好調を維持する。
1R、サウスポーに構えるウォーターソンは、右の横蹴りでヒザ関節からすかさず顔面を狙う連打を繰り出す。パンチの交換から両者が組み合いになると、ウォーターソンが首投げからテイクダウンを奪う。
しかし、グラウンドでの攻防からナマユナスがトップを奪い返して強烈なパウンド。ウォーターソンは下から三角絞めと腕十字を狙う。いったんスタンドに戻り打撃戦となるが、終盤にナマユナスが再びテイクダンを奪う。
2R、ナマユナスは自分の左ヒザを手で叩き、ウォーターソンに打ってこいと挑発。ウォータソンはそれに応えるように、左のハイキックと右の後ろ回し蹴り。ナマユナスもすかさず二段蹴りを返して、会場を沸かせる。
打撃を交錯させる両者。ウォーターソンが右のジャブを突くと、ナマユナスは右フック。これでウォーターソンが下がったところへ、すかさず強烈な右ハイキックを顔面に叩き込んだ。後方へ倒れたウォーターソンにナマユナスは鉄槌連打。ウォーターソンは何とか堪えて立ち上がるが、ナマユナスはすかさずバックを奪いチョーク。ウォーターソンはタップした。
再起戦での勝利に涙を流すナマユナスをウォーターソンは笑顔で称えた。
PHOTO By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
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