【UFC】女王ヌネスがタフな挑戦者を最終回TKO、3度目の防衛果たす
Ultimate Fighting Championship
「UFC 224」
2018年5月12日(土・現地時間)ブラジル・リオデジャネイロ ジュネス・アリーナ
Photo by Buda Mendes/Zuffa LLC/Zuffa LLC
▼メインイベント 女子バンタム級タイトルマッチ 5分5R
○アマンダ・ヌネス(29=ブラジル/UFC女子バンタム級王者)
TKO 5R 2分36秒
●ラケル・ペニントン(29=アメリカ/UFC女子バンタム級2位/挑戦者)
※ヌネスが3度目の防衛に成功。
ヌネスは2016年7月にミーシャ・テイトから一本勝ちを収め、UFC女子バンタム級王座を奪取。さらに同年12月の初防衛戦では、かつての最強女王ロンダ・ラウジーの挑戦を秒殺TKOで退けた。今年9月に迎えた2度目の防衛戦では、ワレンチナ・シェフチェンコに苦戦を強いられたが、判定2-1で競り勝ちベルトを死守している。戦績は15勝4敗。
挑戦者のペニントンは2016年11月に元女王テイトを判定3-0で破り、4連勝をマークするとともに王座挑戦権を獲得。しかし、負傷箇所の手術や交通事故により長期の戦線離脱を余儀なくされ、今回が約1年半ぶりの復帰戦となる。戦績は8勝6敗。
1R、開始早々にヌネスが強烈な右ローでペニントンを吹っ飛ばす。ペニントンはすぐに立ち上がるが、再び右ローを受けて転倒。ヌネスは右ローでペニントンの体勢を崩すと、すかさず左ジャブやワンツーで顔面を狙う。
2R、早くも劣勢を強いられたペニントンもヌネスのパンチを搔い潜って組みつき、離れ際に右アッパーを振るう。前に出たところでヌネスに前蹴りとヒザ蹴りを突き刺される場面もあるが、ペニントンは粘り強く組みつき続け、終盤にはバックを取っての投げからテイクダウンに成功。
3R、ヌネスが再び右ローを起点に攻撃を組み立て、左右フックにつなげるコンビネーションもヒットさせていく。さらにペニントンが向かってきたところに、ヌネスは絶妙なタイミングでタックルを合わせ、鮮やかにテイクダウンする。
4R、勢いづくヌネスは首相撲からヒザ蹴り連打を突き刺し、そこから足を掛けて巧みにテイクダウン。終盤にはヌネスが再び首相撲からの強烈な顔面ヒザ蹴りで襲いかかる。ペニントンは鼻から流血しながらもタフさを発揮して持ち堪えた。
5R、パンチをまとめてフィニッシュを狙うヌネス。ペニントンは鼻からの出血が激しくなり、ヌネスにタックルでテイクダウンを許すと、そこから鉄槌を浴びて防戦一方に。顔面が鮮血に染まったペニントンが亀の状態のまま動けなくなったのを見て、レフェリーが試合を止めた。
ヌネスが圧倒的な試合内容でTKO勝ちを収め、3度目の王座防衛に成功。試合後にマイクを向けられると、ヌネスは「自分を恐れずに向かってくるラケル(・ペニントン)のスピリットに敬意を表したい。私は王者なので今日はベルトを守るために友人と戦わないといけなかった。そのために心の準備をする必要があったけれど、お互いを尊敬し合っていることは忘れないでほしい。UFCに私の人生を変えてくれてありがとうと言いたい」と感謝の言葉で締め括った。
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