【RISE】直樹が連敗脱出し、幕張メッセ大会参戦アピール
RISEクリエーション
「RISE 124」
2018年5月25日(金)東京・後楽園ホール
▼第11試合 メインイベント ライト級(-63kg)3分3R延長1R
〇直樹(25=BRING IT ONパラエストラAKK/RISEライト級5位)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●ヴィトー・トファネリ(32=ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館/FIGHT DRAGON70kg優勝、闘英館世界選手権優勝)
直樹は伝統派空手出身で、キックボクシングデビュー後は得意の蹴り技を武器に2016年に6連勝を飾り、ライト級王座に最も近い存在として注目された。ここ2戦は勝ちに恵まれていないが、今回の試合で再起を狙う。
対戦相手のヴィトーは、RISEウェルター級王者のダニロ・ザノリニが主宰するブラジルのキックボクシング大会『FIGHT DRAGON』の王者。フルコンタクト空手の闘英館に所属し、闘英館の世界大会優勝の実績も持つ。『ホーストカップ』では3戦して大和侑也と小川翔に敗れているが、元蹴拳ムエタイ・スーパーライト級王者の中野椋太には後ろ廻し蹴りで豪快なKO勝ちを収めている。
1R、直樹の右ボディストレートにヴィトーは左フックを合わせる。終盤に前へ出たヴィトーがジャブを出し、直樹は落ち着いた様子でヴィトーのパンチをかわしながらローを蹴っていった。
2R、ヴィトーは後ろ回し蹴り、カカト落としを繰り出して場内を沸かせるが、直樹はかわす。直樹は右ローを蹴り、ボディにもパンチとヒザをコツコツと当てていく。
3R、直樹の右ローが強く入り始め、ボディへの攻撃も当たる。直樹は飛びヒザ蹴りから右フックをヒットさせ、一気に前へ攻めて出るとヴィトーは後ろ回し蹴りを繰り出す。それをかわした直樹が左アッパー、右フックと攻勢を続け、判定で勝利を収めた。
直樹はマイクを持つと「KOで終わらせると言っていたんですが、想像以上に相手が強くてディフェンスも上手くてしょっぱい試合になってしまいました」と反省し、「ひとつ言わせてください。3週間後に幕張メッセ大会がありますが、全然怪我をしていません。僕の試合、いらないですか? 必ずKOするので見たい人は拍手をお願いします」と観客に問いかけると拍手が起こり、直樹は「3週間後に会いましょう」と6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催される『RISE 125』への出場をアピールした。
▼第10試合 セミファイナル -53kg契約 3分3R
〇政所 仁(19=魁塾/DEEP☆KICK -53kg級2位)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●瀧谷渉太(29=KSS健生館/元Krush -55kg王者)
-55kg級で活躍し、Krushで2度王者になった瀧谷は、2015年12月の試合を最後にリングから離れていたが昨年9月に復帰。今年3月にRISE初参戦を果たすもデビュー以来全勝のホープ金子梓に判定負けを喫し初陣を勝利で飾れなかった。
対する政所は昨年10月のRIZIN福岡大会にてキックルールで石井一成と対戦し、打ち合いを制して勝利。一躍その名を轟かせた。今年2月の『RISE 121』では元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者・奥脇一哉からも勝利しているノリにノっているアグレッシブファイター。
1R、軽快な動きで政所が多彩な技を出す中、瀧谷が左フックをヒットさせて攻勢に出る。しかし政所は瀧谷のペースを乱すためか、蹴り足をキャッチして瀧谷を何度も転倒させた。
2Rになると政所がさらにスピードを上げ、接近してのパンチからのヒザ蹴り、離れるとスーパーマンパンチやハイキック、飛びヒザ蹴りと多彩な技を繰り出す。さらに瀧谷の蹴り足をキャッチして転倒させ、瀧谷のペースを乱しまくった。
3R、瀧谷が顔面前蹴りを放つと政所もすぐに同じ技を返し、その直後に意表を突くバックハンドブロー。これがクリーンヒットし、瀧谷はダウンを喫する。挽回しようと前へ出る瀧谷だが、政所のスピードを捉えきることが出来ず、ダウンを奪った政所が勝利。瀧谷は2連敗を喫した。
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