【ONE】和田竜光がマクラーレンに敗れ初陣飾れず
ONE Championship
「ONE:BATTLE FOR THE HEAVENS」
2018年7月7日(土・現地時間)中国・広東省広州ティエン体育館
▼フライ級(-61.2kg)5分5R
●和田竜光(29=フリー/DEEPフライ級王者)
判定1-2
〇リース・マクラーレン(26=オーストラリア)
アジア最大規模の活動を展開する格闘技団体『ONE Championship』(通称ONE)と新たに契約を結んだ、DEEPフライ級王者・和田が初陣を迎えた。
和田は2013年8月に元谷友貴、2016年6月に柴田MONKY有哉を破り、DEEPフライ級王座を2度獲得。国内フライ級最強との呼び声も高い。柔道出身ながら打撃を得意としており、特に相手のふくらはぎを蹴る独特なローキックは破壊力抜群だ。戦績は19勝8敗2分1無効試合。
対するマクラーレンは地元オーストラリアの大会で試合を重ね、2015年12月からONEに参戦。2016年12月にはビビアーノ・フェルナンデスが保持するONEバンタム級王座に挑戦し、敗れはしたものの判定2-1の接戦を演じた実力の持ち主だ。MMA戦績は11勝5敗、ブラジリアン柔術の戦績は170勝22敗を誇る。
1R、和田がパンチを連打して突っ込んできたところでマクラーレンがタックル。なかなかテイクダウンを奪えず、マクラーレンはヒザ蹴りを放つがこれが和田の急所を直撃。休憩が与えられ、試合再開。
マクラーレンが組み付くが、和田が逆にテイクダウンを奪う。中腰になった和田は強いパウンドとヒジを打ち込む。下から三角絞めを仕掛け、和田が離れるとすかさず立つマクラーレン。和田は得意のローを蹴り、コーナーへ追い込むとヒジ打ちを見舞う。
2R、和田の右ローと右ストレートに、マクラーレンはいいタイミングでタックルしてテイクダウンを奪う。上からパウンドを落とすマクラーレンがマウントを奪い、逃れようとした和田のバックにつく。スリーパー、腕十字、アームロックと連続して仕掛けていくマクラーレン。何とか奪取した和田だが、またもテイクダウンを奪われてしまう。
3R、テイクダウンの取り合いから和田が足払いでテイクダウンする。長い時間上をキープしていた和田だがブレイクとなり、スタンドに。和田は首相撲からヒザとヒジを打つが、マクラーレンにテイクダウンされる。厳しい状況に追い込まれた和田にマクラーレンが抑え込みながらのパンチとヒジ。立ち上がろうとする和田からマクラーレンがマウントを奪って試合終了。
判定は2-1と割れ、マクラーレンが勝利。和田はONE初陣を勝利で飾ることが出来なかった。マクラーレンは「序盤は神経質になりすぎた。でも勝てたし、この勢いのままベルトを狙いたい」と再びタイトルに挑みたいと話した。
▼ONE SUPER SERIESキックボクシング 105kg契約 3分3R
●アンドレー・“ザ・ジャイアント”・メウニエル(42=オーストラリア)
TKO 1R 1分31秒 ※右ストレート
〇イブラヒム・エルボウニ(25=オランダ)
日本の『K-1 WORLD GP』で活躍したエルボウニがONEのキックボクシング部門「SUPER SERIES」に初参戦。対するは42勝7敗の戦績を持つメウニエル。
1R、メウニエルがいきなり飛び込んでの右フックを叩きつける。メウニエルが飛び込んでくるところに右ストレートのカウンターでダウンを奪う。最後も右ストレートでダウンさせ、エルボウニがKO勝ちした。
エルボウニは「ONEがこの機会を与えてくれたことに感謝しています。相手は大きかった。最初の1分を過ぎたところでパンチを打つことを考えていました。僕の挑戦を受けてくれる選手があまりいなのでアンドレ―には感謝しています」と勝利者インタビューに答えた。
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・DEEPフライ級王者・和田竜光、パンクラス・ランカー松嶋こよみら4名が契約
・DEEPフライ級王者・和田竜光、デビュー戦の相手はタイトルマッチ経験者に
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】