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【RISE】リベンジ&防衛成功した清水賢吾がピーター・アーツに11月対戦要求

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2018/09/16(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

フェルダオス(右)に得意のヒザ蹴りを突き刺す清水(左)

RISEクリエーション
「RISE 127」
2018年9月16日(日)東京・後楽園ホール

▼第11試合 メインイベント RISEヘビー級タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
〇清水賢吾(極真会館/王者)
判定3-0 ※48-46、48-47、49-47
●“Sterk”バダ・フェルダオス(オランダ/dojo Peter Arts/オランダ ヘビー級王者/挑戦者)
※清水が2度目の防衛に成功。

 清水は極真会館2007年全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級で準優勝したほか、2007年と2011年の全世界選手権大会に日本代表として出場。キックボクシングは2006年3月にプロデビューし、極真空手仕込みの破壊力ある攻撃で27勝(22KO)6敗とKOを連発している。

 挑戦者フェルダオスはピーター・アーツの愛弟子であり、プロキャリア26戦20勝(11KO)4敗2分でオランダ国内のヘビー級タイトルを持つ。6月の『RISE 125』に師匠のアーツとともに初来日すると、清水とノンタイトル戦で対戦し、1R2分52秒、3度のダウンを奪ってKO勝ちした。

 1R、フェルダオスが右ハイから左右フックを振り回してアグレッシブな攻めを見せ、清水を左右フックでコーナーへ追い詰める。清水は左フックとヒザ蹴りで応戦し、左フックでフェルダオスを下がらせる。さらに清水は強い右ローを蹴っていく。

 2Rも清水は右ローで攻めるが、フェルダオスの右ストレート2連打をもらう。さらにアッパーでアゴを突き上げられるが、それでも右ローを蹴り返していく。

 3Rには清水の左ミドルが快音を発して決まり、さらにヒザ蹴りを突き刺す。フェルダオスもパンチとヒザ蹴りで反撃して来るが、2Rまでの勢いが衰える。

 4Rになるとフェルダオスの手数があからさまに減り、清水はヒザ蹴りで追い立てる。清水のパンチとヒザ蹴りに手が出ないフェルダオス。

 5R、清水は右ローを連打し、パンチとヒザ蹴りでガードを固めるフェルダオスを攻め続ける。ハイキックはブロックの上からだったが、フェルダオスはグラつく。清水の左右フックとヒザ蹴りでフェルダオスが横を向いて嫌がるような素振りを見せたため、レフェリーはスタンディングダウンを宣告。

 セコンドのピーター・アーツが「ダウンじゃない」とリング下から猛抗議する中、清水はワンツーからのハイキック、ヒザ蹴り、左右フックでフェルダオスを下がらせ続け、フェルダオスはノーガードになってその攻撃を受け“効いていない”との素振りを見せるが、清水が一方的に攻め続けて試合を終えた。

 判定は3-0で清水が勝利。前半の劣勢から後半に挽回し、2度目の防衛に成功した。清水はマイクを持つと「今日負けたら引退のつもりで臨んだので勝ててホッとしています。前回KO負けして気持ちを入れ直してこの試合に向かって練習してきました。その成果を少しは出せたと思います」と、引退を懸けて臨んだ試合に勝てたことを喜ぶ。

 続けて「11月に両国国技館でRISEがあります。その日は自分の35歳の誕生日でして、自分へのプレゼントとしていい試合が出来ればと思います。アーツ選手、よろしくお願いします」と、フェルダオスのセコンドに就いたピーター・アーツに対戦を志願。リングサイドにいたアーツは「ファイトマネーをくれればやるよ」と答えた。

 そして清水は「11月が最後の大会だと決めているんですけれども、また応援よろしくお願いします」と、11月の試合を最後にするつもりだと語った。


身長差のある山川(左)にインファイトを仕掛けていった結城(右)

▼第9試合 第7代バンタム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
●山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級4位)
判定0-3 ※27-29、27-30、28-30
〇結城将人(TEAM TEPPEN/同級5位)

 結城は8勝(2KO)9敗2分で一時は連敗したが、那須川天心の父・弘幸氏が代表を務めるTEAM TEPPENに移籍し、2月からRISEに参戦すると才能が開花。2月に佐藤九里虎、4月には『DEEP』で堀尾に勝ち、トーナメント1回戦ではRISEバンタム級4位・有松朝を右フックでKOして準決勝進出を決めた。

 山川は11勝(5KO)4敗2分で蹴り技を武器とする北海道在住の選手。RISEバンタム級5位・出口智也を破って準決勝へ進出した。試合前には北海道地震の被害に遭い、調整に苦労しての参戦となった。

 1R、結城はジャブを出しながら右ハイとローを蹴る。サウスポーの山川は左ミドルを中心とした攻撃。初回は大きな動きがなかった。

 2R、お互いにローブローを蹴り合うアクシデントで試合は一時中断。再開後、山川は左ミドルとローを蹴り、結城が前へ出てくるとヒザ蹴りを合わせる。結城は左ローを蹴ってパンチにつなぎ、終盤にはボディブローで山川を下がらせた。

 3R、山川が蹴りを空振りして倒れたところに結城が蹴りを見舞ってしまい、山川が脇腹を抑えて苦しむとレフェリーはダウンを宣告(結城によれば倒れ際に放った蹴りが当たったとのこと)。山川が立ち上がると結城は右フックとボディブローで攻め、山川は右フックで反撃。前に出る結城に山川も最後は打ち合いに応じ、パンチで打ち合う中、試合は終了した。

 判定は3-0で結城が勝利。決勝戦へ進出となった。結城は「話にならなかった。やりたいことが何もできなかった。(ダウンは)ボディを打ったら“うっ”と言っていたのでボディが効いていたのだと思う」と試合を振り返り、「次はもっとキツいので腹をくくっていく。大きい舞台なのでもっと仕上げていきます」と、決勝戦の鈴木真彦戦はさらにキツい試合になるだろうと話した。

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