【MA日本キック】知花デビットが衝撃的KO勝利で王座奪取
MA日本キックボクシング連盟 士道館
「添野道場50周年記念大会」
2019年4月21日(日)東京・後楽園ホール
▼第12試合 メインイベント WMAF世界スーパーバンタム級王座決定戦 3分3R延長1R
●大久保拓(士道館ジム/MA日本スーパーバンタム級王者)
KO 1R2分17秒 ※左フック
〇知花デビット(エイワスポーツジム/WMC日本フェザー級王者、元WBCムエタイ日本統一バンタム級王者)
※知花が新王者に
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
添野義二館長が道場を開設して極真時代から通算して50年。4月21日に添野道場50周年記念大会が開催され、5大タイトルマッチが行われた。
WMAF世界スーパーバンタム級王座決定戦で対戦するMA日本スーパーバンタム級王者・大久保拓とWMC日本フェザー級王者・知花デビットは2018年5月20日、MAのリングで対戦しドローに終わっている。
昨日の前日計量では1年ぶりの再戦を前に大久保は「プロになって5年、いろんな人に支えられてここまで来れました。この試合に勝ち必ず世界チャンピオンになります」と王座奪取を誓う。対する知花は最高の形(KO)で再戦を勝利で飾りたい」と意気込む。
1R 大久保は開始早々ローの連打で積極的に攻める。知花はじっくり見ながらジャブを放ち大久保の顔が上がる。
知花はジャブからロー、大久保の左ストレート沈んでかわすと左フックを大久保の後頭部に打つ。大久保はローの快音を響かせるが知花の左フックを被弾する。
2分が経過し大久保がローをバックステップで外し、知花はそこから飛び込んで右ボディから左フックを大久保の顔面に叩き込むと、大久保はゆっくりマットに倒れ、うつ伏せのまま起き上がれず、知花が衝撃のKO勝ち。新王座に就いた。
勝った知花はベルトを巻きマイクで「こうやって最高の形で終わることができたのも応援してくれる皆さんのおかげです。もっと活躍して有名になりますので僕の活躍を認めてください。ありがとうございました」と喜びを語った。
▼第11試合 セミファイナル WMAF世界スーパーフェザー級王座決定戦 3分3R延長1R
○島野浩太朗(菅原道場/MA日本スーパーフェザー級王者、元Krushスーパー・フェザー王者)
判定2-1
●テープジュン・サイチャーン(ReBORN経堂/真樹ジムAICHI/元WMC日本スーパーフェザー級王者、MA日本フェザー級1位)
※島野が新王者に
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
島野は3月30日に開催された『Krush.99』でKrushスーパー・フェザー級王座の防衛戦を行い、18歳の新鋭・西京佑馬に判定負けし王座陥落。しかし持ち前のタフさを生かし、中3週間で早くもホームリングで新たなタイトルマッチに挑む。対するテープジュンは自ジムのReBORN経堂を営み、選手としても活動。17年には、自身3つ目の王座であるWMC日本スーパーフェザー級王座を獲得しているベテラン強豪だ。
1Rは互いに様子を見つつも、終盤には島野が右フックでテープジュンを一瞬グラつかせる場面も。
2Rからは互いに一転攻勢。前蹴りやミドルキックで距離を取り、飛び込みのパンチで攻めるテープジュンに、距離を詰めながら近距離で打ち合いに挑む島野。3Rもその構図は変わらず、1-0島野での延長戦に突入。
延長戦ではテープジュンが、島野の得意な接近の打ち合い距離でもヒジや回転ヒジを繰り出し果敢に攻める場面が目立つ。回りながら蹴りからパンチ・ヒザで攻めるテープジュンに、パンチ主体で前進し、ボディからの左右フックで強打を振るう島野。
蹴り数ではテープジュンが圧倒的に上回るも、パンチの有効打を多くとった島野に2-1の接戦ながら、軍杯が上がった。
王座陥落から一ヶ月も経たず、ホームでの世界戦に挑んだ島野が、再び2冠王となった。
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