【海外ムエタイ】石井寿来がタイ6戦目のTVマッチで惜敗
『スックギャットペット』
2019年5月19日(日・現地時間)タイ・ノンタブリ県 オーコート―3スタジアム(ジットムアンノンスタジアム)
▼第6試合 40kg契約
●石井寿来(13=じゅらい/エクシンディコンジムJAPAN)
判定
〇プラセンレック・ソーチョクミーチャイ(タイ)
2019年5月19日、ウォーワンチャイプロモーションから石井寿来(13=じゅらい/エクシンディコンジムJAPAN)が ジットムアンスタジアム、スックギャットペットに参戦し、タイ6戦目を闘った。
石井は現在13歳ながら、これまでに日本国内で10のタイトル奪取や、近年のタイでの5戦全勝などの実績から、 ウォーワンチャイプロモーションからの期待も大きい存在だ。
前回(3月23日)のルンピニー参戦では、初回からパンチと蹴りのコンビネーションで底なしのスタミナを見せ圧勝するなど、タイ側関係者からの期待も大きい。
今回はギャットペットプロモーション主催のテレビマッチ参戦だ。試合直前まで対戦相手が決まらなかったが、5日前になり、プラセンレック・ソーチョクミーチャイとの対戦が決まった。
試合は初回から石井の伸びのある左ストレートがプラセンレックの顔面を捉え、そこからローキックへとつなぐ。 早くも打撃の距離では石井の優勢が分かった。
2R、石井はプラセンレックの動きにパンチを合わせる。どのパンチも、スピードもキレもあり、 一発当たればダウン奪取となるようなパンチだ。だがプラセンレックは石井のパンチを上手く捌いた。
3R、ここで石井のローが加速。初回から蹴り込んでいたためか、プラセンレックは足をかばう仕草を見せた。 ここにきてプラセンレックは後がないと悟ったのか、石井のローキックに対しミドルキックを連射した。 そして距離を詰めたすきに肘や膝を決める。
4R。これまでは若干3Rにプラセンレックの蹴り数が加速した印象だったが、このままいけば石井はペースを奪われかねない。 石井はパンチラッシュで形勢逆転を試みる。だがプラセンレックはこのパンチに逆にミドルキックを合わせる形となり、 石井としては悪印象を与えてしまう結果となる。
最終Rはこれまでと同様に、プラセンレックにうまく逃げられる形となり、結果石井は判定負けしてしまう。
これまでタイで全勝だった石井にとって、この負けは悔しい結果だが、 石井がこれから現地のムエタイという果てしなく大きな世界で闘ってゆくにあたり、数えきれない程の強豪との対戦を積み重ね、経験値を上げてゆくほか道はない。
この負けで得た経験は今後の石井寿来にとって大きな武器となるはずだ。
石井寿来から試合後の声が届いている。
「対戦相手、チャイ・プロモーター、会長、トレーナー、応援してくださった方々ありがとうございました。 今回の相手は、勝てない試合ではありませんでしたが、練習してきたことができず、負けてしまい悔しいです。 次は勝てるように頑張りますので、また応援をよろしくお願いします。」
(Photo&Text Hiroshi Soda 早田寛)
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