【UFC】レスリング北京五輪金のセフードがUFC二階級制覇
6月8日(日本時間の9日)、 アメリカ・イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで『UFC238』が開催された。
メインイベントでは、 前王者TJ.ディラショーの王座剥奪を受けて、 現フライ級王者でレスリング北京五輪で55kg級金メダルのヘンリー・セフード(32=アメリカ)とマルロン・モラエス(31=ブラジル)によるUFC世界バンタム級王座決定戦が行われ、 セフードが3Rにヒジと鉄槌のパウンドの連打で3R 4分51秒 TKO勝利でUFC史上4人目のUFC二階級同時制覇となった。
1Rと2R中盤までは様子をみたセフードがモラエスの低いふくらはぎ横を狙うインローをもらいバランスを崩す場面が多くあったが、2R後半からはセフードの右ストレートがクリーンヒット。これで動きが一瞬止まったモラエスにセフードはパンチを連打。続けて前に出ながら右ストレートを何発もヒットさせ前進する。モラエスは時折ハイキックを出しヒヤリとさせるが、終盤にはセフードはモラエスの首を抱えて膝蹴りをボディ、顔とヒットさせる。
3R中盤にはワンツーアッパーでモラエスの顎を上げると首を掴んでは膝蹴りに行くセフード。モラエスは鼻の上あたりを切り出血。モラエスがケージを背にするとフロントチョークからがぶり落とし、膝をついてチョークを続けるも極まらず。下になったモラエスが腕十字を狙うがそれを抜くと、ヒジと鉄槌を連打するとレフェリーが試合を止め、セフードがTKO勝利しタイトルを奪取した。
勝利し、UFC二階級同時制覇王者となったセフードは「(UFCフライ級、バンタム級と)オリンピックの金メダルと合わせてトリプルチャンピオンだ。誰にも奪わせない」と喜びを語った。
今回の試合のコンディションについて「左足の捻挫もあり難しい状況だったが、デメトリアス・ジョンソンにも勝てた自分を信じ戦った」という。
最後に「これから、もっとヘビー級のようなファイトマネーが出るくらい、最高の試合をしたい。ほかの階級のトップ選手、そして歴史を作ってきたチャンピオンにも負けない。絶対に勝ってみせる」とデイナ・ホワイト代表に呼びかけた。
また、セミメインイベントとして行われた女子フライ級タイトルマッチでは、2R26秒でワレンチナ・シェフチェンコがジェシカ・アイにKO勝利し防衛に成功した。
なお、この一戦は6月11日(火)夜9:00より、「WOWOWライブ」にてリピート放送される(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)。
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