【海外ムエタイ】和田拓飛、押川大也がラジャダムナンで格上相手にTKO勝利
▼第9試合 102P契約
〇ダイヤ・ウォーワンチャイ(押川大也/エクシンディコンジムJAPAN)
TKO 4R
●ペットクンカオ・ソースニィ
押川大也は、前回(4月7日)は回転の速い打撃の合間に肘打ちというムエタイ技も披露し4RTKO勝利を決めた。
対戦相手ペットクンカオ・ソースニィはスリン県出身の15歳。過去40戦の戦績がある。
初回、開始早々ペットクンカオがスピードあるミドルを繰り出すと押川は蹴り足を取って右ストレートを決めた。試合開始直後から荒々しい打撃の交差に場内も湧きかえった。その後も押川はぺットクンカオのミドルにパンチからのローキックを返してゆく。
初回から押川のローが多くヒットし、これは試合後半にどう影響してゆくのか。
2ラウンド、ペットクンカオは組んできた。打撃の距離では押川優勢を悟ったのだろう。首相撲に持ち込んで、自分のペースを作りたいところだが、逆に押川はペットクンカオを突き放しこかした。
再び試合は押川の得意な打撃の間合いへ戻ってゆく。パンチで挑む押川だが、これにペットクンカオの負けん気が重なり、大打撃戦に場内も湧きかえる。この打ち合いの最中にも押川は着実にローキックを当ててゆく。
3ラウンド、両者の闘志が重なり、ミドル、パンチ、膝、あらゆる打撃が交差するなか、押川の上から打ち下ろす肘打ちがペットクンカオの頭部にヒットするなど、このラウンドの数々のヒットで、完全な優位をアピールした。
4ラウンド開始早々から押川の圧しの強さと打撃のスピードで、ペットクンカオは防戦一方になってゆく。押川が放ったローキックで、ペットクンカオが避けきれずこかされること多数。押川が初回から積み重ねていったローキックのダメージの蓄積だろう。
押川の優勢は確実なものだったが、押川は、ここからパンチ、ロー、肘打ちの猛烈ラッシュをみせ、底なしのスタミナをアピール。ペットクンカオは意地で立ってはいるが、コーナーに追い詰められ、押川の打撃を食らうばかりだ。
そして押川が大きな縦肘打ちをヒットさせたところで、レフリーは一方的な試合展開にペットクンカオの挽回は無いと判断し、押川のTKO勝利を宣言した。
押川は、初回から4ラウンドまで様々な打撃を繰り出し底なしのスタミナを見せつけた。そんな中でも、攻撃の軸となるローキックを終始決め、試合の組み立ても万全だった。この手を休めない攻撃ぶりがタイ関係者らからも好評で、すでに次のラジャダムナン参戦の話もきている。
押川大也から勝利の声が届いている。
「6月12日(スックワンギントン後楽園大会)で一成くん、蓮汰くん、祐希くんと勝利が続き、今日も拓飛くんという同じプロモーションの先輩が連勝しているので、自分が負けるわけにはいかないと、気合が入りました。チャイプロモーター、チャイ会長、石井会長はじめ、先生方々日本から応援してくれた方々本当にありがとうございました。今回の試合で課題も見つかりました。しっかり練習していきます。今後もサポートを、どうかよろしくお願いします。」
(Photo&Text Hiroshi Soda 早田寛)
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