【修斗】リオン武が完封負け、宇野薫を破ったヘルフォートの前に再起ならず
ONE帰りの佐藤将光、高橋遼伍が揃ってKO勝利▼セミファイナル・第10試合 バンタム級5分3R
○佐藤 将光(坂口道場一族/同級世界王者)
KO 1R4分23秒 ※パウンド連打
●ファン・チャン・ファン(韓国/TEAM FINISH・ROAD FC)
ONEで衝撃KOデビューを果たした佐藤が修斗に凱旋参戦。2017年10月に獲得した修斗世界バンタム級王座を手土産に今年5月にONE Championshipへ参戦。圧倒的な攻撃力で1R電撃勝利を収めた。「修斗の発展にONEも力を尽くす」というチャトリCEOの意向により、修斗凱旋が実現。ONE王座への挑戦を目指す佐藤にとって、勝ち方が問われる一戦となる。
対するファンは23歳と伸び盛りの若きファイター。キックボクシングで30勝6敗の好成績を残した後、MMAへ転向。現在までに4勝1敗と好成績を残すROAD FC期待の新星だ。
軽いフットワークでファンの周りを回る佐藤。遠距離から右ローを放ち様子を見ていたが、ファンの突然のロング左フックが佐藤のアゴをとらえ尻もちをついてしまう。迫るファンをとらえそのままグラウンドに持ち込んだ佐藤は、マウントからサイドポジションに移行、上から右のパンチ、左の肘を打ち下ろし、最後は逃げる一方になったファンにグラウンドパンチの連打を浴びせレフェリーストップを呼び込んだ。
マイクを握った佐藤は「実力差を見せつけてやろうと思ったけど一発もらっちゃいました」と苦笑いを見せた。そしてONE10月大会への参戦のため修斗の防衛戦ができなくなるという現状の説明を続け、自身のベルトの扱いを観客に「みんなで決めてほしい」と提案。修斗の発展のために最善の道を共に決めていきたいという意向をしめした。
また続けて自身が王座に君臨するバンタム級が盛り上がりを見せていることを指し、来年ワンデートーナメントの開催を提案。Twitterのハッシュタグ「修斗バンタム級トーナメント」で盛り上げてほしいと観客へ呼びかけた。
▼第9試合 フェザー級5分3R
○高橋 遼伍(KRAZY BEE/元環太平洋フェザー級王者)
TKO 2R2分13秒 ※レフェリーストップ
●高橋 孝徳(リバーサルジム新宿Me,we/環太平洋ジェザー級8位)
高橋遼伍は2017年10月以来、怪我により戦線を離脱していたが、今年5月のONEジャカルタ大会へ電撃参戦。これまで数多の対戦相手の足を破壊してきたカーフキック(ふくらはぎへのローキック)でまたもや対戦相手のスネの骨を折る衝撃のKOで復帰を果たした。その勝利を引っ提げて1年9か月ぶりの修斗凱旋参戦を果たす。
対するは同じ高橋の姓をもつ高橋孝徳。ここ6戦は4勝2分と負けなし。今年6月には昨年の新人王・須貝THE YAMANBAを1Rで粉砕し、存在感を高めている。名のある遼伍を撃破し上位ランク入りを目指す。
高いガードでアップライトに構える孝徳へ、積極的に打撃を見舞う遼伍。得意のカーフキックから顔面へのパンチと、上下に打ち分けを見せるが、孝徳はフットワークを使い細かく左右に動き的を絞らせない。しかし1R終了直前に遼伍の右ローが孝徳のヒザにヒットし転倒。2R早々にも右ローで大きくバランスを崩し、足のダメージが深刻な様子が見える。
孝徳はタックルを見せるがスピードがなく、遼伍はあっさりとつぶし、右ローを重ねる。左足を蹴られるたびに転倒する孝徳は果敢にタックルを狙うも遼伍に難なく切られ、満足に立ち上がることもできない孝徳の様子をみたレフェリーが試合をストップ。”壊し屋”高橋遼伍が残酷なまでに圧倒的な勝利を収めた。
試合後のマイクで遼伍は「去年は病気にケガにいろいろありましたが、いろんな人の手助けでモチベーション切らすことなくここまでこれました」と、1年9か月の間支えてくれた周囲に感謝の意を述べた。そして「いろいろあったけどひと山越えたかな」と、完全復活にふさわしい笑顔を見せた。
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