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【新日本キック】重森陽太が元ラジャ王者に善戦も引き分けに=試合結果&レポート

HIROYUKIがレベルス王者のKING強介をヒジ葬=2019年9月
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2019/09/01(日)UP

この右ヒジでHIROYUKI(右)がカットを奪ってTKO勝利

TITANS事務局(認定:新日本キックボクシング協会)
『TITANS NEOS 26』 (2P目)
2019年9月1日(日)東京・後楽園ホール

▼第10試合 55.5kg契約 3分3R
○HIROYUKI(藤本ジム/日本バンタム級王者)
TKO 3R 1分11秒 ※右目尻のカットによるドクターストップ
●KING強介(fighting bull/元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者)

 HIROYUKIは現在の日本バンタム級王者であり、最近は他団体にも参戦を果たしている。前回はBOMに出場して、一航に判定勝利を収めてホームリングに帰ってきた。対する強介はKNOCK OUTの初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントの出場権をかけて大野貴志と激闘を演じた豪腕の持ち主。得意のローキックからのパンチが持ち味だ。

 1R、HIROYUKIの鋭い右ローに対して、強介もすぐさま右ローを返す。中盤以降は強介が右のオーバーフックや、右ストレートを振るっていくと、HIROYUKIは距離を取って返しの右ミドルを放つ。

 2R、HIROYUKIは鋭い左右のローを放つと、強介が左フックをヒット、接近してもう一度左フックを放つと、今度はHIROYUKIがカウンターの右ストレートをクリーンヒットさせて会場を湧かせる。HIROYUKIの絶妙な距離感に強介はなかなか自身の攻撃をヒットさせることが出来ず、ローやストレートの打ち分けで上回るHIROYUKIがペースをキープ。

 3R、強介がこれまでとはリズムを変えて、左右にステップしながら飛び込みのフックを狙っていくが、HIROYUKIがカウンターの右の横ヒジを丁寧に合わせてヒット。右目尻から軽い出血が見られてドクターチェックが行われる。しかし、試合続行が不可能と判断させたため、HIROYUKIのTKO勝利となった。

 勝利したHIROYUKIは「今回REBELSのチャンピオンとやらせてもらって、強い相手でした。何とか勝ててよかったです。明確な目標はまだなくこれから決まった相手をどんどん倒していきたいです」と今後について語った。


左ミドルを当てていく峯山(左)

▼第9試合 67kg契約 3分
●リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部/日本ウェルター級王者)
判定3-0 ※三者とも28-29
○峯山竜哉(WSRフェアテックス西川口/J-NETWORKウェルター級王者)

 リカルドは新日本キック中量級のエース。パンチを振り回すスタイルでラジャダムナンスタジアムでも2戦試合を行った。前回の試合ではパンチだけではなく蹴りの進化も見せたため今回の試合にも期待が集まる。

 対する峯山はJ-NETWORKウェルター級王者であり、K-1のリングでも活躍した経験がある。サウスポーから繰り出される左ミドルは強烈で数々の強豪をなぎ倒してきた。

 1R、峯山がサウスポー。リカルドが左右のフックで襲い掛かると峯山は左ミドルを返す。中盤以降は、リカルドが右ミドルから左右のフック、峯山は左ミドル。

 2R、リカルドが前進して右フックをヒットさせると峯山は組み付く。リカルドは接近して左右のフックを当てるが、峯山が返しの左フックをヒットさせると一瞬よろめく。

 3R、後が無いリカルドは前に出て、左右のフックをヒットさせるが峯山は耐える。リカルドはさらに前進して、右ミドルや右ストレートを振り回していくが、峯山は上手く距離を取って左ミドルや前蹴りでけん制。終盤までリカルドは前に出続けたが、2Rのダウンが響いて判定負けを喫した。

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