空手界の綾瀬はるか、清水希容が世界1位サンチェス破りV、形は男女個人、団体とも日本が制覇=プレミアリーグ東京
9月6日(金)~8日(日)に日本武道館にて『KARATE1プレミアリーグ2019 東京大会』が開催された。
このプレミアリーグとは、年に6回行われる国際戦で東京オリンピックの出場権ランキング対象ポイント大会で今回の東京で第5回目。
会場は来年の空手の東京五輪の開催場所と同じ日本武道館。世界中から79の国と地域から681名の選手がエントリー、各種目の世界ランク1位、世界選手権王者も全員エントリーした。
女子形の部では全日本6連覇、世界選手権でも2度優勝している清水希容(25=ミキハウス/世界ランク2位)が昨年の世界選手権決勝で敗れた世界ランク1位のライバル、サンドラ・サンチェス(スペイン)と決勝で対戦。自身が得意とするチャタンヤラクーシャンクーで30点満点中、26.58点を出しバッチリ決めた。
しかしサンチェスも同じ形を打つと、26.58点で同点、まさかのプレミアリーグ初の再試合に。ここで清水が選んだのは親泊のパッサイ。沖縄に伝わる5つのパッサイ形の一つだ。
これまでこの形は2回しか試合で披露したことがないという清水だったが、本戦より多い27.74点を上げ、対するサンチェスに0.26点差をつけ優勝。ライバルに勝ち、五輪金メダルへの大きな収穫となった。
男子形では世界ランキング1位の喜友名諒(29=劉衛流龍鳳会)は決勝で世界ランキング3位の新馬場一世(30=西濃運輸)との日本人対決となり、新馬場は27.02点の高スコアを叩き出したが、喜友名は沖縄・劉衛流(りゅうえいりゅう)に伝わるオーハン大という形を披露し28.38点という異例の点数を叩き出し、新馬場に差をつけて優勝した。
また、団体形の部はオリンピック競技には入らなかったが、3名1チームとなり息のあった形で競い合われた。更に形の分解でも競われ、”形は戦うとこうなる”と3名で攻防を展開。これがアクションスターも驚きの演武で拍手喝采だった。団体形は男女共に日本が制し、男子では男子団体は個人形でも制した喜友名諒率いる劉衛流(喜友名諒、上村拓也、金城新)が優勝。来年の世界選手権を目指す。
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