2019/09/16（月）UP
（最終更新：2019/09/18 15:32）

延長戦、左フックでダウンを奪う伊澤

▼第5試合　K-1 KRUSH FIGHTフェザー級　3分3R・延長1R
○伊澤波人（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
延長判定3-0　※三者とも10-8　※本戦は29-30、29-29、29-29
●髙橋直輝（若獅子会館）

伊澤が空手仕込みのハイキックを放つ

　派手な回転技を見せる伊澤に、髙橋は右ハイキック、右オーバーハンドフックと大きな攻撃で反撃。空手仕込みの伊澤のローを髙橋はフットワークを使い的を絞らせず、ワンツーをガードの上から叩き込みプレッシャーをかける。コツコツとパンチを当てる髙橋に伊澤もガードを固めこちらもローをコツコツと積み重ねる。一進一退の本戦は0-1（高橋）で延長戦に突入。ローのダメージで踏ん張りがきかない髙橋は伊澤の左フックでダウン。立ち上がった髙橋を仕留めに行くも最後まで粘られ判定に持ち込まれたが、ダウンのポイント差を守り伊澤が勝利した。

国家公務員ファイター・松本（右）がキャリア44戦を誇る山際を下しK-1グループ負け無しの5勝目を挙げた

▼第4試合　K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級　3分3R・延長1R
●山際和希（谷山ジム）
判定1-2　※10-9、9-10、9-10　※本戦は30-30、29-29、29-29
○松本篤人（バンゲリングベイ・スピリット）

山際が強烈なキックを叩き込む

　厚生労働省現役国家公務員という松本は独特のガードから左ジャブ。今回が45戦目となる山際は様子を見ながら強烈な右ローを放つ。

　2Rにガードを固める山際に松本がワンツーを打ち込み、山際が飛び込みながらヒザ。そのタイミングで起こったバッティングで松本の左目上が切れ、大きく出血するが再開。ここから松本が左ロー、右ストレートで前に出る。

　最終ラウンドに山際が右ミドルの連打でガードを下げ左右のフックを頭部へ打ち込む。山際は右ミドル、松本は右ストレートでお互いに主導権を争うまま3R終了。ジャッジ3者ともドローで迎えた延長戦は、単調なリズムながらペースを握った松本がスプリット判定で勝利。
　変わり種ファイターの松本はこれでK-1グループ戦績6戦無敗（5勝1分）とレコードを伸ばした。