【アクセル】暫定王者の小巻海斗、極真の蹴りに苦しむも辛勝、正規王座戦につなぐ
『ACCEL46 ACCEL WEST キック明石興行』
2019年11月4日(月・祝)兵庫・明石市民会館
海風心地よい秋晴れの明石、アクセル神戸西支部による『ACCEL WEST』が開催され、好試合が繰り広げられた。
メインで出場したACCELバンタム級暫定王者の小巻海斗は、来月(12月28日、神戸常盤アリーナ)田渕神太を挑戦者に迎える正規王座戦が決定しており、今回はその前哨戦となる。
王座戦に挑む2人は、8月のアクセルでノンタイトル戦を行い、暫定王者・小巻が有利と見られる中、3Rに田渕にダウンを奪われ、まさかの判定負け。小巻のリベンジがかかる。
その田淵も王座戦前の前哨戦として11月3日「S-Battle」に出場。判定負けしたが元ルンピニー王者のウィサンレックと五分の闘いを演じている。
小巻も前哨戦となる今回、いい勝ち方をしたいところだ。
対するは西田勝行(極真空手・西田道場)はフルコンタクト空手で小学生から全国クラスの大会で優勝経験がある。高校時代にはボクシング部に在籍し昨年の高校3年の時に岡山県の総体でバンタム級準優勝の実績がある。
1R、順調にパンチで前へ出る小巻に西田もボクシングテクニックで応戦。
ここで西田はいきなりフルコン空手独特の片手をマットにつけた逆立ちキックを出し小巻のテンプルにクリーンヒット。小巻は立ったままフラフラと様子がおかしい。ダウンかと思われたがレフリーはロープを掴んでの攻撃(グローブが一番下のロープを掴んだ形)と見なし逆に西田に注意が与えられた。再開後、畳み掛ける西田だったが小巻はしっかりガードし。決定打を与えられないが西田が攻勢のまま1R終了。
2R、徐々に意識の回復が見られる小巻は1Rの悪印象を払拭せんと前へ出る。得意のショートレンジでのコンビネーションが決まり何度か西田の顔面を捉えるがここはインターハイ選手の西田、巧みなヘッドスリップでダメージを抑え得意のミドルで小巻に応戦、このラウンド両者五分の展開。
3R、最終回とスコアの内容がほぼ読めると見たか、小巻陣営は手数勝負の指示に出たようだ。小巻はパンチで攻め西田はパンチとヒザ、ミドルと蹴りを次々出し、両者ヒートアップ、場内を沸かす。
後半、やや疲れの見えた西田に小巻が手数で上回り判定2-1で辛くも勝利。暫定王者のメンツを守り、あとは来月の田渕との正規王座戦に向け調整を進めるのみとなった。
また、セミファイナルでは、金的有効の何でもありの空手大会『2019全日本格闘空手選手権』の覇者で”士魂村上塾の重戦車”の石川健太郎が登場。
元シュートボクサーのYABU(フリー)に対し、終始重たいパンチを中心に膝蹴りなどで攻め、3-0の判定で退けた。
次戦は昨年末にKO負けを喫した元アクセルヘビー級王者オーデマン(大出康)とのリベンジマッチが決定している。
試合結果
第1試合
広畑愛樹 KO 1R0分25秒右フック ○小林義弥
第2試合
○内藤智子判定3-0岡内万裕
第3試合
板坂康弘 判定3-0 ○後藤明
第4試合
平井楓也 判定3-0 ○大前洸貴
第5試合
○平井正樹 3-0 ラーメンツボ
第6試合
○高橋祐一 KO 2R1分10秒右フック ゴールデンヤンキー
第7試合
哲弥 判定2-1 ○吉野剛腕タイキ
第8試合
ライザップ川島 判定3-0 ○金井祐作
第9試合
○石川健太郎 判定3-0 YABU
第10試合
西田勝行 判定2-1 ○小巻海斗
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