【修斗】宇野薫が3年半ぶりの涙の勝利、倉本一真は驚異のジャーマン8発で根津優太を粉砕
サステイン
『SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR FINAL』
2019年11月24日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第11試合 フェザー級5分3R
●マーカス・ヘルド(ドイツ/GERMAN TOP TEAM/同級ドイツ王者)
一本 2R1分56秒 ※バックチョーク
○宇野 薫(日本/UNO DOJO)
宇野は1996年10月にプロ修斗でデビューし、1999年5月に修斗世界ウェルター級王座を獲得。2001年2月には『UFC』に初参戦しいきなりタイトル戦に抜擢。惜しくも敗北を喫したが、2004年までに3勝(1KO)2敗1分のUFC戦績を残し、日本人のUFC参戦の礎(いしずえ)を築いたパイオニアとして名を馳せた。2017年4月の修斗世界フェザー級王座挑戦から約2年戦いの場から遠ざかっていたが、今年5月に復帰。デュアン・ヴァン・ヘルフォートに判定負けを喫し、今回が再起戦。2016年4月以来の勝利を目指す。
対するマーカス・ヘルドは今年1月の『SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 開幕戦』に参戦し、修斗世界王者の斎藤裕と対戦。グラウンドで優勢な場面を作るも、2RKO負けを喫している。1月の時点でのプロ戦績は6勝(5S)5敗。そのサブミッション(関節・絞め技)による勝利は全て1Rでフィニッシュしたグラウンド巧者だ。
1R、ヘルドのフックをかわし組みついた宇野は、ヘルドの足をかけテイクダウンを奪う。ハーフガードからマウンドポジションを奪うが、下で動き回るヘルドにバックを取られ、あわやバックチョークかと思われたがこれは脱出。しかしこのラウンドは背後を取られたままコントロールされる。
2R開始直後もヘルドのフックをかいくぐった宇野がタックルでテイクダウン。上をとったまま動き回るヘルドをコントロールし、背後をとりバックチョーク。会場から声援が上がる中、たまらずヘルドがタップ。この瞬間宇野が約3年半ぶりの勝利を飾った。
勝利が決まった瞬間、目を押さえ泣き崩れながらマットにヒザを着いた宇野。アナウンサーからマイクを渡されると、マットの上に上がった3人の子供を抱き寄せながら「やっと子供たちをマットの上に上げることができました」と満面の笑み。ずっとトレーニングに協力していたという青木真也をケージに招き寄せ、「やっと言えます。俺たちはファミリーだ」と青木へ感謝の言葉を述べた。
そして今回の試合に向けてKRAZY BEEでトレーニングを積んだことを明かし「(山本)KIDが呼んでくれたんだと思います。もう少しだけ総合格闘技やらせてもらいます。見守ってください」と空の上のKIDへの感謝を口にした。
最後に宇野は「修斗も30周年、宇野薫もまだまだ走り続けます」と高らかに現役続行を宣言した。
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