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【新日本キック】緑川創が大苦戦もWKBA王座防衛、ぱんちゃんがタイの美女戦士を圧倒し初KO勝利

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2019/12/08(日)UP

勝次と丹羽の王者対決はまれに見る大激闘に

新日本キックボクシング協会
『SOUL IN THE RING CLIMAX』(2P目)
2019年12月8日(日)東京・後楽園ホール

▼第10試合 メインイベント団体対決63kg契約※ヒジ打ちなし 3分3R
○勝次(藤本ジム/WKBA世界スーパーライト級王者) 
判定2-0 ※30-29、29-28、29-29
●丹羽圭介(TEAMニワールド/REBELS63kg級初代王者)

 WKBA世界スーパーライト級王者・勝次対REBELS63kg級王者・丹羽圭介の王者対決。団体の誇りと王者のプライドをかけると宣言していた両者の激突はまれに見る大激戦となった。

勝次はジャブからローの藤本会長直伝コンビネーションがよく決まる

 開幕いきなりの勝次の右フックで丹羽がバランスを崩す。丹羽と勝次は同時に手を出し相打ちになるが、続けて勝次が一つ手数を多く出す印象。ラウンド終盤には今度は丹羽がガードの上から強い右を打ち込み、勝次にプレッシャーを与える。

 2R、勝次の右ハイキックに丹羽が右ストレートを合わせクリーンヒット。後退する勝次に丹羽がパンチをまとめ何発かヒットするが、勝次も手を出し右ストレート、右ローを当て返す。丹羽の右ローに勝次も右フックを合わせ、相打ちのシーンが増える。

丹羽独特のリズムとフォームから放たれる攻撃に勝次の防御勘も機能せず激闘を強いられた

 3R、丹羽がさらにプレッシャーを強め、下がる勝次へ右ストレート。しかし、かぶせる勝次の右フックがよく当たり丹羽の前進を止める。この右で丹羽の左目下が大きく腫れあがり、ドクターチェックが入るが試合続行。丹羽も右ストレートから右ロー、勝次も左ジャブから右ロー、そして右フックの相打ちと激しい打撃戦を展開。最後まで両者手を休めずに打ち合い続けたまま終了のゴング。王者同士の意地の一戦は僅差判定を勝次がもぎ取り、恩師である藤本会長に勝利を捧げた。

▶︎次ページは、ぱんちゃんが初のKO勝利

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