【ボクシング】井岡一翔、被弾で顔を腫らすもボディを効かせ初防衛
12月31日(火)大田区総合体育館にてプロボクシング『WBOスーパーフライ級タイトルマッチ』が行われ王者・井岡一翔(30=Reazon大貴)が挑戦者で同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)にボディを効かせ、判定3-0の判定で初防衛に成功した。3名のジャッジも116-112×2、115-113と差をつけ圧勝だった。
井岡は1Rの序盤から体を揺らしながら圧力をかける井岡、シントロンは下がりながらジャブを出すが顔を引いてかわす。終盤、シントロンは12cm長いリーチで左ストレートが井岡を捉えると、2Rも井岡のボディにシントロンは右アッパーを合わせるなど、井岡の被弾が目立った。
しかし3Rから井岡は右ストレートを連続して当てると後半にボディを効かせ徐々に井岡のペースに。4Rには井岡のボディの連打に足が止まるシントロン。
更に5Rには井岡はボディからフックでぐらつかせる。再び井岡のボディでシントロンの動きが止まる。
6Rから井岡のボディの打ち終わりにシントロンは井岡の顔をめがけパンチを連打し、井岡のボディ攻めに活路を見出そうとする。7R、8Rと、シントロンは井岡が出てくるところにジャブ、アッパーを合わせる。井岡は顔に被弾するもボディに集中、しかし、シントロンは足を使って動き、ボディへの被弾は少なくなる。
9Rから再びボディで動きを止める井岡、以降もサウスポーのシントロンの対角線上に右のボディブローを度々ヒットさせ、そこからパンチをまとめシントロンの動きを止めるが、打ち終わりにシントロンはパンチをまとめて返すなど粘りを見せた。
最終の12R、フィニッシュをかけたい井岡は、シントロンのジャブを被弾するも、井岡は右ストレートを連続して当て、ボディにつなげる。足で距離を取るシントロンをKOすべく更に詰め、ボディをまとめるがシントロンは粘り終了のゴング。大差の判定で勝利した。
勝った井岡は「チャンピオンの強さと世界戦に厳しさを見せたかった。チャンピオンとして息子が生まれて初めての試合で今まで以上のプレッシャーだった」と涙ながらに語った。
昨日の計量後に井岡は「オリンピックで活躍した選手と拳を交えるのは光栄。リスペクトしているが、プロの強さ、厳しさを見せたい」と決意を述べていた。今年4階級制覇を達成し、今年の締めとしてこの一戦は全ての価値を決めると発言していただけに、嬉しい勝利となった。
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