【ボクシング】4階級制覇の井岡一翔「次は他団体王者と」IBF獲れば4団体制覇へ
6月19日(水)千葉・幕張メッセ イベントホールで行われた『WBO世界スーパーフライ級王座決定戦』において、同級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)が同級1位アストン・パリクテ(28=フィリピン)を10R1分46秒、井岡のラッシュで棒立ちになったパリクテをレフェリーが止め、TKO勝利で日本人史上初の4階級制覇を達成した。
試合後、井岡は会見で「パリクテ選手の攻撃はガードしてても脳が揺れました。懐が深く、ジャブも伸びてきたので難しかったです。ただ、そういう相手とスパーリングをしてきて、最初は我慢比べだったが4ラウンドくらいから距離をつかめるようになりました」と、前半ラウンドに関して語る。
試合が大きく動いたのは7R、パリクテのラッシュが度々井岡の顔を捉えピンチを迎える。しかし、耐え抜き、ラウンド終盤には追い上げを見せ、パリクテの動きが徐々に止まり始めた。そして10Rには井岡のラッシュでパリクテを仕留めた。
「相手が勝負をかけた時にここで打ち合わなかったら駄目だと覚悟を決めました。ボディを効かせていたし、ここで打ち勝てたから、気持ちを折ることができました。技術だけではなく気持ちでの戦い。大晦日判定より今回は白黒はっきりつけたかったから、 悔しい去年の大晦日からの続きとして、意味のある4階級制覇になりました。死に物狂いで取ったこのベルトを持って、他団体のチャンピオンと戦いたいです」と7Rのピンチを気持ちで乗り越え、TKOに繋げたと説明。
そして次は他団体王者との一戦を望む。WBA、WBC、そして今回WBOの王座を獲得した井岡。IBFを獲得すれば、今回の4階級制覇に続き、ボクシング主要4団体制覇王者としてのW偉業を達成することができる。現同階級の王者はジェルウィン・アンカハス(27=フィリピン)。今年5月に船井龍一(ワタナベ)と対戦し6R TKO勝利している。
また、WBAにはファン・フランシスコ・エストラーダ(29=メキシコ)が君臨する。WBAは2016年7月、WBA・WBO世界フライ級スーパー王者だったエストラーダと当時世界フライ級正規王者だった井岡との統一戦を行うよう指令があったが、エストラーダがスーパーフライに階級を上げ実現せず。
どちらの対決も注目されることに間違いない。次戦の発表が待たれる。
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