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【BOM】竜哉が右フック一発KO勝利でタイトル獲得、柿沼慶がレックの戦慄ヒジ打ちにTKO負け=第2部

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2020/02/10(月)UP

レック(右)がタイトルを獲得した

▼第11試合 IBF 世界 スーパーウェルター級 69.85kg タイトルマッチ 3分5R (延長なし)(肘あり)

●柿沼 慶(ポゴナクラブ)
TKO 4R 56秒 ※左ヒジ打ち
◯レック・エイワスポーツ(タイ)

※この試合の動画(3Rからノーカット)はこちら

レック(右)が柿沼に襲いかかる

 柿沼はWMC日本ウェルター級、WMCインターコンチネンタルスーパーウェルター級、BOMスーパーウェルター級の三冠王。パワフルなハードパンチと闘争心あふれるスタイルで試合を盛り上げる。昨年12月のBOMでは韓国のチェ・フンと対戦し、1R中に3度のダウンを奪う快勝を見せている。

 対するレックはタイ出身の元タイ国北部ムエタイウェルター級王者。柿沼のパワーが本場ムエタイのテクニックにどこまで通用するか注目の一戦となった。

 1R、サウスポーのレックに対して、柿沼が左ローを繰り出す。レックは鋭い左ローを何度もヒット。柿沼は左フックを振るうがレックは交わして左ローをすぐ様リターン。徐々にプレッシャーをかけていく柿沼は右ボディフックを見舞う。

出血のひどくなった柿沼(左)がドクターストップ

 2R、柿沼が右ローで先制すると、レックは前蹴りで突き放して左ストレート。縦ヒジを振るうレックは組んでのヒジ打ちを狙っていく。柿沼は右ストレートを放つが、レックは柿沼の前進に合わせて左の横ヒジをヒット。動きが鈍る柿沼をコーナーに押し込んで何発も横ヒジを見舞う。

 3R、開始から右ローや右ストレートを積極的に出していく。レックは左ボデイストレートを見舞い強烈な左ミドル。柿沼の右ストレートに、レックはカウンターの左ストレートやヒジを狙う。技巧派のレックに対して柿沼はパンチや蹴りのヒットを奪うことができない。

ベルトを巻いたレック

 4R、左ストレートからの左ミドルを放ったレックは左の横ヒジを連打すると、柿沼がカットしドクターチェックが行われる。再開後、前に出る柿沼は右ストレートを放つが、レックはバックステップで交わして、遠い距離からの左の横ヒジをクリーンヒット。柿沼がよろめき、出血がひどくなったところでレフェリーが試合を止めた。

※この試合の動画(3Rからノーカット)はこちら

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