【パンクラス】UFC帰りの堀江圭功が国内復帰戦に勝利、内村洋次郎との流血の打撃戦を制す
パンクラス
『PANCRASE 312』(2P目)
2020年2月16日(日)東京・スタジオコースト
▼第3試合 ウェルター級 5分3R
○村山暁洋(GUTSMAN/同級6位/第9代同級王者)
判定3-0 ※30-26、30-27×2
●近藤有己(パンクラスイズム横浜/第5&8代K.O.P.)
村山は今年でデビュー17年目、39歳のベテランでかつては修斗で活躍。11年には修斗環太平洋ミドル級王座を獲得し、2011年には現在RIZINで活躍する中村K太郎にバックチョークで一本勝ちしている。翌12年からパンクラスに参戦。14年にはウェルター級でキング・オブ・パンクラシストとなり、修斗とパンクラスの2団体でベルトを巻いた。
その村山をはるかにキャリアで上回るのが今年デビュー23年目、105戦の戦績を持つ近藤だ。
近藤は1997年4月に船木誠勝を下しデビュー1年3ヶ月にしてキング・オブ・パンクラス王座(無差別級)を獲得。以降、03年にライトヘビー級、10年にはミドル級王座を獲得。以降もUFCやPRIDEで活躍し、2018年にはONEにも参戦した44歳のレジェンドファイターだ。両者は2013年に対戦しており村山が判定で勝利している。
1R、サウスポーの近藤にオーソドックスの村山。前手で距離の測りあいからインローは近藤。村山はジャブでけん制しつつ、近藤のミドルに片足タックルを合わせテイクダウン。流れるようにバックを奪取するとゴツゴツと重い鉄槌を近藤の側頭部へ落とす。近藤はバックフックを外して脱出を試みるも村山はしっかりと上をキープして再びバックに捉える。近藤がしのぐ中ラウンド終了。
2Rも村山がグラウンドで優勢、打撃で行く近藤だったが、村山はケージに近藤を押しつけて四つに組むと、横を向いた近藤を裏投げのような形で後方へ引き倒しテイクダウン。またもバックを奪う。近藤は立って脱出しようとするが村山はすぐにグラウンドへ引きずり込みバックに回る。村山が1Rと同じく鉄槌を叩きこんだところでラウンド終了。
最終ラウンド、打撃で積極的にプレッシャーをかけていく近藤だが、村山はその蹴り足を捕まえてすぐにテイクダウン。金網に背をあずけてバックを防ぐ近藤だが村山はチョークを狙いつつ、ここでもバックを奪う。足をフックした村山はパウンドを連打、近藤は防戦一方となり、最後まで村山がコントロールしたまま試合終了。判定は3-0で村山。キャリアで上回るレジェンドを相手に完封勝利を収めた。
▼次ページは中島太一がフェドロフと対戦、18年ぶりの勝利へ
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