【ホーストカップ】ヘビー級王者の内田雄大が打撃ラッシュでTKO勝利
▼トリプルセミファイナル第9試合 HOOST CUP日本フェザー級次期挑戦者決定戦3分3R(延長1R)
◯一刀(モンスタージャパン/元HOOST CUP日本フェザー級王者)
TKO 3R 1分11秒
●泰良拓也(PFP)
元王者・一刀と、昨年大阪大会でMA上位ランカーの國枝、名古屋大会でピーター・アーツの愛弟子アミンに勝利し成長著しい泰良が、上杉文博の保持するHOOST CUP日本フェザー級タイトル挑戦者決定戦として対戦。
開始早々、スピードある蹴りの攻撃を仕掛ける泰良だが、一刀は冷静にさばきプレッシャーをかけてインロー、ボディーを返す。なおもプレッシャーをかけ詰める一刀だが、泰良は下がりながらもジャブ、ワンツー、戻ると早い攻撃を仕掛け、右クロスで一度ぐらつかせる。ラスト30秒のアナウンスとともに泰良の手が下がったのを見逃さずに一刀が右クロスを当てダウンを奪う。立ち上がり泰良が反撃をしかけゴングが鳴る。
2R、ダウンポイントを奪い返そうとする泰良だが、一刀は冷静に対処し、泰良の右ストレートに対し左フックをクリーンヒットさせ、なお横殴りに畳みかけるようにダウンを奪う。立ち上がりペースを取り戻そうとする泰良だが、再び畳みかける一刀の攻撃力が勝る。ラスト10秒の拍子木と同時に一刀がボディーからの左右のフックで再びダウンを奪う。立ち上がりファイティングポーズをとったところでゴングが鳴る。
ラストラウンドの開始と同時に気迫の表情で攻撃を仕掛ける泰良。打ち合いの中で顎が浮いた隙を逃さず一刀の左フックがヒットし、腰から落ちる泰良に危険なダウンと判断し、レフェリーが止めた。以前より攻撃力、精神力が向上した泰良であったが、コンディションの充実した一刀が強さを見せつけ、次回6月大阪大会でのHOOST CUP日本フェザー級タイトルマッチに一歩進んだ。現王者・上杉文博もリングインし、両選手が決意を述べた。
▼トリプルセミファイナル第8試合 54kg契約3分3R(延長1R)
◯KING剛(ロイヤルキングス/MA日本バンタム級王者)
延長判定3-0
●田淵神太(拳聖塾/アクセルバンタム級王者、ABWバンタム級王者)
※本戦判定1-0
大崎一貴と接戦を繰り広げ、実力者、國本真義に勝利したベテランMA王者・KING剛と、空手家にしてアクセル王者の田淵神太との一戦。
開始早々、田淵が軽いステップから鋭い蹴りを仕掛け、試合前コメントでも伝えた「パンチで勝負せず、蹴りで勝負する」を実行する。距離を詰めてパンチを叩き込む剛だが、フットワークの軽い田淵を捕まえにくい様子。終盤、剛がバックハンドブローをクリーンヒットさせ1R終了。
2R、軽いステップからノーモーションのパンチ、キックをヒットさせる田淵だが、剛も田淵の左の攻撃に右フックを合わせ始め動きを止めようとする。田淵の蹴りと剛のパンチが交差する。終盤、両者のバックハンドブローが相打ちになり田淵がぐらついたところを剛がラッシュしゴング。
3R、フットワークを止め、回転の速い攻撃で前に出る田淵に剛も強い攻撃を打ち返す。激しい打ち合いが続くがパンチの打ち合いになると剛に分が出始める。田淵も気力で打ち返しラウンド終了、1-0の判定により延長となる。
延長ラウンドの開始と同時に打ち合う両者だが、やや疲れの出始めた田淵のパンチの振りが大きくなり、距離をつかみはじめた剛がパンチをまとめて3-0の延長判定勝利した。敗れたものの、空手との二足のわらじながらハイレベルな技術を見せた田淵にも会場から大きな拍手が起きた。
▶︎次ページはtatsu魅vsHIRφKI、タネ♡ヨシキvsKYOTARO
●編集部オススメ
・メインイベントのヘビー級マッチ、王者・内田雄大「ぶっ倒す」42歳YABU「ただで終わらせない」
・【ボクシング】ロマゴン倒したシーサケット、井岡に勝ちキックで那須川に挑んだアムナットと対戦=4.4タイ
・ラウェイで敗戦、長島☆自演乙が引退示唆「いい選手生活やったかな」
・王座返り咲き狙う一刀に、泰良拓也「気持ちは負けない」=フェザー級王座挑戦者決定戦
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!