【ムエタイ】松倉信太郎が劇的KO勝利でWPMF世界王座獲得、プロ初戴冠に「弱い自分が嫌だった」
ノーナクシン東京
『スック ワン キントーン go for the top』
2020年9月10日(木)東京・後楽園ホール
▼第7試合 メインイベント WPMF世界スーパーミドル級タイトルマッチ 3分5R
◯松倉信太郎(トライハードジム)
TKO 1R 1分27秒 ※パンチ連打
●康輝(キングムエ)
松倉は2009年に17歳でK-1甲子園70kg級を制覇。K-1・Krushを主戦場にキャリアを重ね、Krush YOUTH GP 2012でも70kg王者に輝いた。2018年よりRISEに参戦し、昨年7月にはイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争ったが、判定負けを喫し戴冠を逃した。前戦は8月10日のRIZINで、88秒KO勝利を飾っている。
プロ12年と十分なキャリアを持ちながらも未だ無冠の松倉は、今回はヒジ有りのムエタイのルールに挑戦。13年目で悲願のベルトを目指す。
対する康輝は昨年10月に、デビュー戦ながらブラジルの『FIGHT DRAGON』ウェルター級王者に1R KO勝利すると、続く11月にもKO勝利。今年2月のRIZINにも参戦したが、DEEP☆KICK-65kg王者・憂也にKO負けした。
また、この試合はメインイベントで行われる予定であった[WMO(世界ムエタイ機構)インターナショナルライト級王座決定戦]が、出場予定であった、梅野源治の所属ジムスタッフや会員にコロナ陽性者が出たことで、中止になったため、メインイベントに繰り上げになった。
1R、どっしり構えた康輝は、左ローを放つ。松倉は落ち着いて左のインロー、右ローを何度も当てていき、早くも攻勢に。松倉は、左ミドルも放つなど、蹴り中心の動きを見せるが、ここで強烈な右ストレートをクリーンヒットさせてダウンを奪う。さらに、松倉がロープに押し込んで、パンチ連打の渦に巻き込み、康輝が倒れたところで、レフェリーが試合を止めた。松倉は、勝利の雄叫びで喜びを爆発させた。
プロ初戴冠を成し遂げた、松倉は「コロナが大変で、来るのも躊躇する状況で、沢山応援してくれてありがとうございます。支えてくださるスポンサーさんのおかげで、今回も戦えました」とまずは感謝の意を述べる。
さらに、「自分は格闘技を始めて13年目になるけど、好きなことやっていて幸せな反面、弱い自分が嫌で、いつもチャンスを頂いていたのに、負けてみんなの期待を裏切っているのも嫌でした」と心の内を打ち明け、「何が正解か分からないけど、僕はずっと格闘技をやり続ければ、願ってること目指してるものは出来ると思って、僕はそれを信じてやってきました。これは、世界のベルトだけど、倒さないといけない人がいる。これからは、最終章になると思うけど戦っていきます」と力強く語った。
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