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【KNOCK OUT】“超攻撃型ムエタイ”スアレックが重森陽太に競り勝ち、創世のタイガGP制覇

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2020/09/13(日)UP

小笠原は昨年11月以来の国内戦に快勝、55.5kgトーナメントを勝ち上がった

KNOCK OUT・REBELSプロモーション
『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』=2部/2P目
2020年9月13日(日) 東京・後楽園ホール

▼セミファイナル 第8試合オクノクリニック presents REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント 1回戦 3分3回戦(延長1R) REDルール
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA世界バンタム級王者)
KO 1R 1分37秒 ※右フック
●壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

パワーに勝る小笠原は多彩な攻撃で主導権を握る

 この両者の一戦は当初、今年3月の新日本キックボクシング興行で予定されていた。しかし新型コロナウイルスの影響により延期。4月の新日本キック・レベルスの大会も中止となり、本大会でようやく開催となった。

 小笠原は国内55kg級の第一線で活躍。昨年8月には江幡塁との再戦に敗北、同11月には元ラジャダムナン王者サオエーク・シットシェフブンタムにKO負けし連敗を喫するも、今年に入ってからはタイで2連勝と勢いをつけている。

右フックで1度目のダウンを奪った小笠原

 対する壱は「職業イケメン」を自称する端正なルックスと美しいムエタイスタイルで人気。昨年11月のHIROYUKI戦に勝利し、13連勝の破竹の快進撃を続けていた。しかし同12月に岩浪悠弥に痛恨の1RKO負け。今年2月にはタイで2連敗目を喫し、苦戦を強いられている。

 1R、壱を中心に小笠原が左に回り左ロー。パワーに勝る小笠原が組んで壱を振り回し、こかしすと壱は後頭部を直撃。立ち上がった壱はややフラつく。再開すると小笠原の右フックが直撃し壱がダウン。うつろな目で立ち上がる壱だったが、再び連打の中で合わせられた小笠原の右フックを浴び、前のめりにダウン。即座にレフェリーがストップし、小笠原が快勝でトーナメントを勝ち上がった。

小笠原の一撃を浴び崩れ落ちる壱

 小笠原はマイクを握ると「2日前に誕生日を迎えて25歳。3日前はお母さんの誕生日でした!」と明かし、母へ「おめでとう!」と祝福の言葉を贈った。そして「25歳になって感謝することが多くなった。今回挑戦してくれた壱選手も勇気がいる挑戦だったと思う。ありがとうございます」と、小笠原への挑戦を明言し続けた壱へ感謝の言葉を述べた。

 そして「まだまだ挑戦して、僕の階級にいる那須川天心、挑戦して僕がトップになります!」と、改めて神童・那須川天心への挑戦を明言した。

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