【KNOCK OUT】“超攻撃型ムエタイ”スアレックが重森陽太に競り勝ち、創世のタイガGP制覇
▼第7試合 57.5kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
○安本晴翔(橋本道場/REBELS-RED フェザー級王者)
TKO 2R 1分12秒 ※ドクターストップ
●ウィサンレック・MEIBUKAI(MEIBUKAI)
安本はアマチュア24冠を引っ提げ16歳でプロデビュー。超新星の名を欲しいままに活躍し、既にWPMF世界フェザー級を含めた4本のベルトを獲得。現在は6連勝をマークしており、その華麗で強烈な足技と鋭いヒジ打ちの技術から、国内57.5kgヒジあり最強の呼び声も高い。
ウィサンレックはムエタイ二代殿堂の一つ・ルンピニースタジアムで二階級を制覇した大ベテラン。17年8月には那須川天心と対戦し、神童のペースを乱す老獪さを見せた。
安本がサウスポーから速い右ミドル、ローでウィサンレックを牽制。距離が詰まればパンチの連打を浴びせる。ウィサンレックは1Rは単発の右ミドルで様子見していたが、2R開始早々には声を上げながら前進。パンチからヒジの連打で安本に迫る。
前進するウィサンレックに、安本が引き込みながら右フック、右ヒジをヒット。足を止めるウィサンレックを多彩な足技で攻める。至近距離に入ると右フックから右ヒジのコンビネーションをクリーンヒット。この2撃目のヒジでウィサンレックの額をカット。傷は深くドクターストップとなり、安本がTKO勝利を収めた。
▼第6試合 56kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
○宮元啓介(橋本道場/元INNOVATIONフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
宮元は、国内55kg戦線のトップを走るベテラン。WPMF世界スーパーバンタム級王座をはじめ5本のチャンピオンベルトを獲得している。本来8月30日のレベルスで王座決定トーナメントに望む予定だっったが、対戦相手の欠場により本大会への出場の機会を得た。
対する栗秋は和製ムエタイファイターとして地元・九州で重ねたキャリアは50戦以上。18年に上京し、クロスポイント吉祥寺の門を叩くと、天性の当て勘を武器に国内外の強豪としのぎを削り、現在は4連勝中と好調。
宮元がジリジリとプレッシャーを掛けながら左ロー、左ジャブ。栗秋が重い左フック、右ミドルで押し返す展開が続く。2Rになると栗秋のフックを見切った宮元が打ち終わりに左ミドルを合わせてヒット。栗秋は左フックを起点にした連打を見せるが、宮元の堅いガードを崩せず、宮元が左ボディから右ミドルのコンビネーションで押し返す。
3Rに入るとヒジを振る栗秋から宮元がヒジでカットを奪う。右ローから左右ストレート、左ミドルとコンビネーションを駆使し栗秋の手数を封じる宮元。一発を狙う栗秋のフックもしっかりガードし、有効打を許さないまま試合終了のゴングを迎えた。
判定は宮元が1ポイントも許さず完勝。改めて55kg級戦線トップクラスの実力を見せつけた。
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