【DEEP KICK】寺山遼冴が勝利、RISE QUEEN寺山日葵と姉弟でキック王者に「これからもっと強くなる」
DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 47』(2P目)
2020年 9月21日(月・祝) 泉大津市・テクスピア大阪
※同日昼に行われた『DEEP☆KICK 46』と観客入れかえの二部構成として開催
▼セミファイナル DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定戦 3分3R 延長1R
●佐藤 亮(NJKF健心塾)
判定0-3 ※28-29、28-29、28-29
〇駿(FASCINATE FIGHT TEAM)
※駿が-60kg次期挑戦者に決定
セミファイナルでは、佐藤と駿のDEEP☆KICK-60㎏挑戦者決定戦が組まれた。両者は以前に一度対決し、佐藤が勝利を収めている。
1R、攻勢に出たのは佐藤。右フックを何度かヒットさせ、場内をどよめかせる。続く2R、駿もボディフックを突破口に右クロスで佐藤を脅かす。
2Rが終わった時点でのオープンスコアは3者とも20-19で佐藤。後がない駿は、右のカウンターで逆襲に転じる。そしてタイミングのいい右フックで佐藤をキャンパスに這わせた。一度はスリップダウンと見なされかけたが、レフェリーはすぐジャッジに確認し、ダウンと認定した。
その後、佐藤は左ミドルや左ボディフックで大逆転を狙うが、時すでに遅し。駿が逆転の判定勝ちで12月13日のDEEP☆KICK大阪大会で谷岡祐樹が保持する-60㎏級王座に挑戦することが決定した。試合後、駿は谷岡にも以前敗れていることを明かし、佐藤戦に続いてのリベンジを誓った。
▼第6試合 DEEP☆KICK-63kg契約 3分3R
●拓磨(teamBonds)
TKO 2R 1分6秒 ※レフェリーストップ
〇大石健作(TEPPEN GYM)
大石は日本拳法出身の29歳。サラリーマン時代に見学に訪れたTEAM TEPPENでキックの練習を始め、プロになったという異色の経歴の持ち主だ。
デビュー直後は2連敗を喫したが、その後2連続KO勝ち。この日は拓磨を相手に1Rから面白いように左ハイや左ミドルを当てていく。2Rになっても、大石の勢いは止まらない。タフな拓磨に左ストレートから右をフォローして先制のダウンを奪う。最後は左ハイで相手の足を止めたところでレフェリーが試合を止め、2R1分6秒、インパクト大のTKO勝ち。“遅れてきたルーキー”が地元大阪で存在を大きくアピールした。
試合後は、太陽の塔をイメージした両手を大きく広げたポーズで、友人知人の歓声に応えた。
また、この日の昼に開催された『DEEP☆KICK46』で-63㎏級王者になった山畑雄摩に対しても、大石は「全然勝てる」とマイクアピール。寺山遼冴に続き、TEPPENからDEEP☆KICKのチャンピオンベルトを狙う。
▼第5試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R
●村上真基(ROYAL KINGS)
TKO 3R 1分6秒 ※レフェリーストップ
〇郁弥(山口道場)
村上は、1R終了間際には後ろ回し蹴りを郁弥の顔面に決めるなど試合を優勢に進める。
2Rになってからも村上は郁弥の動きをよく見ながら、前蹴りやミドルキックを随所で当てていく。2Rが終了した時点で、オープンスコアでは2-0で村上がリード。勝利の女神は十中八九、村上に微笑むかと思われたが、3R郁弥はショートの左フックで逆転のダウンを奪う。フラフラになりながらも立ち上がってきた村上に、とどめとばかりに郁弥はパンチの連打を決めて劇的なKO勝ちを収めた。これで、2試合連続KO勝ち。躍進が続く山口道場の先輩たちのあとに続くか。
▶次ページは庄司啓馬vs有馬伶弐、有木拓未vs水本伸、仁vs堀本晴天、宮城政之vsビッグベアーキャット心
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