【パンクラス】1R壮絶KOで雑賀ヤン坊がライト級暫定王者に、王者ISAOへの挑戦権は中島太一が獲得
パンクラス
『Owltech presents PANCRASE 318 -beyond 317-』(2P目)
2020年9月27日(日)
※無観客大会として実施
▼セミファイナル フェザー級 次期挑戦者決定戦 5分3R
○中島太一(ロータス世田谷/同級4位)
判定2ー1
●堀江圭功(ALLIANCE/同級5位)
現フェザー級王者ISAOへの挑戦権を懸けた試合、同級4位・中島太一(31=ロータス世田谷)と同級5位・堀江圭功(25=ALLIANCE)が激突する。
中島は打倒極のバランスが良いオールラウンダー。2011年にDEEPでプロデビューし、パンクラスでは2012年にネオブラッド・トーナメントで優勝。ランカーとして活躍した後は、北米に本部があった『WSOF-GC』やロシアの『ACB』など海外プロモーションを主戦場にしたが、2018年9月、2年半ぶりにパンクラス戦で元フェザー級王者・田村一聖を撃破し、海外修行の成果を見せた。今年2月にはロシアの強打者ボリス・フェドロフに勝利を収めている。
対する堀江は剛柔流空手と新極真空手がベースのストライカー。2016年に21歳でパンクラスでプロデビューし、得意の打撃を武器にMMA9勝2敗の戦績を積んでいる。昨年7月、念願のUFCデビューを果たしたが、WSOF(アメリカの準メジャー団体)無敗でUFC4連勝中だったダオドゥに、パンチでダウンを奪うもハイキックで逆転KO負けした。今年の2月大会では初代ZSTウェルター級王者・内村洋次郎に判定勝利し、その強さは健在。
1R、序盤から緊張感ある立ち上がり。お互いにフェイントを掛け合い、それぞれのリズムと距離を作っていく。
テイクダウンを取りたい中島はプレッシャー。スタンド勝負の堀江はサークリングしながら距離をとる。
ラウンド中盤、組みに行く中島。ケージに堀江を押し込むが、堀江がきっちりと中島の組みを剥がす。堀江がローなど、有効打を当てる展開でラウンド終了。
ラウンド判定はジャッジ3名とも10ー9で堀江を支持。
2R、開始早々、マウスピースのつけ忘れで堀江が注意を受ける。堀江のジャブがヒット。中島が組み付き、堀江が剥がす展開が続く。ラウンド終盤、左フックの堀江の左フックが中島の顔面にヒットし、中島は鼻から出血。
ラウンド判定はジャッジ2名が10ー9で中島、1名が10ー9で堀江を支持。中島のアグレッシブなタックルを評価したか。
3R、堀江の左フックがヒット。中島は崩れながらも足を取りに行く。
プレッシャーをかけ続け何度も組付きに行く中島。両者に疲労の色が見え始めるが、最後まで前に出続けたのは中島。結局、2ー1のスプリット判定で中島が勝利した。
中島は勝利インタビューで「絶対勝つという気持ちで戦った。チャンピオンよりたくさん練習して考えて、勝つために、これから全ての時間を使います。チャンピオン待っていて下さい。僕がベルトを取りに行きます」と、王者のISAOに宣戦布告した。
▶次ページは高木健太vs菊入正行、前山哲兵vs尾崎龍紀ほか
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