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【Krush】王者・佐々木大蔵、中野滉太に勝利し「反省してほしい」=中野の計量超過で防衛戦がワンマッチへ降格の一戦

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2020/10/18(日)UP

橋本が左の蹴りで応戦する

▼第5試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
●藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
判定0-2  ※29-30、30-30、29-30
◯橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

 藤田は、ここまでプロキャリア5戦 3勝(0KO) 2敗 0分でスピード感のある打撃が持ち味。

 対する橋本はサウスポーから繰り出される強烈なパンチを武器に、武尊を彷彿とさせるバチバチのスタイルで会場を沸かせている。プロデビュー後は、松本日向に2連敗を喫したが、今年3月、7月と連勝し今回のトーナメントに参戦する。

 両者はアマチュア時代に対戦しており、その際は藤田が判定で勝利しているというが、プロでの再戦での勝敗はいかに。

 1R、橋本は左ミドルを2度ほど蹴ると、藤田は左ジャブで牽制して、右ローを返す。橋本がワンツーを放つと、藤田はそれに合わせて右ミドル。橋本も左ローを蹴り返す。

 2R、橋本が左ミドルで先制すると、藤田は左のジャブを何度も突き刺していく、中盤までは、橋本の左の蹴り、藤田の左ジャブが目立つが、終盤近距離で橋本が左フックをヒット。藤田は右の目尻から出血する。藤田はじりじり前に出て右ストレート。

打ち合う両者

 3R、藤田は出血が見られるが、前に出てパンチを振るっていく。橋本は、サークリングしてリズムよく左ミドルを放つ。藤田は、橋本の蹴りを受けるとすぐさま右ローを蹴り返し、右フックを見舞う。終盤、藤田は左フックを橋本にヒット。橋本は左ミドルをさらに蹴り、終了のゴング。橋本が判定で勝利し、リベンジに成功した。


萩原がパンチで攻め立てる

▼第4試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
◯萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 ※三者とも30-29
●峯大樹(若獅子会館)

 萩原は、18年にKrushデビューし、スピード感のある打撃とフットワークを武器に、19年1月には晃貴とのバンタム級王座決定戦にも出場したが、判定で敗戦。その後は、同年の4月の蒼士戦、7月の佐々木 洵樹戦と連敗。1年以上試合から離れて、今回のトーナメントに背水の陣で挑む。

 対する峯は、JKファイターのMOEやその兄の高橋直輝の所属する、若獅子会館期待のファイターだ。RKSバンタム級王座を獲得した実績を持ち、19年12月のKrushデビュー戦では、藤田和希に判定勝利している。

 1R、萩原がステップを使いながら、右ローを多用。峯は左ミドル、左のインローを蹴り返す。中盤以降は、萩原がプレッシャーをかけて、ワンツーを放つ。峯は、組んだ後の離れ際に左フックをヒットさせ、右ローを走らせる。

 2R、萩原が右ローを蹴り込んでいくと、峯が左ジャブからインローに繋ぐ。萩原の前進に対して、峯が左のボディフック、右のヒザ蹴りと攻撃を散らしていく中、萩原も右ミドル、ワンツーを打ち返す。

 3R、両者とも左右のミドルキックを強打する。萩原が、ワンツー、左ボディをパンチをコンパクトに当てていくが、峯も右ロー、左フックをヒットさせる。終盤まで、両者ともミドル、ワンツーを前に出ていくが、組んでの展開が増えてしまい、萩原にはホールディングに警告が与えられた。際どい判定となったが、萩原が僅差の判定で勝利した。

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